本記事では、「目を通してください」と「見ておいてください」の相違点を分かりやすく説明していきます。
「目を通してください」とは?
目を通してくださいは、めをとおしてください、と読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を見れば理解出来る事となりますが、ざっと全体を読んでや一通り見てといった意味を持っている、目を通しての文字に、相手に何かを依頼する際に使うくれを丁寧語にした、くださいの文字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から目を通してくださいは、一通り読んでおいて欲しい、という意味を示すのです。
「見ておいてください」とは?
見ておいてくださいは、みておいてください、と読むのが正解な言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、事前に見るという意味の、見ておいての文字に、頼み事をする時に駆使する語であるくれを、丁寧な言い回しに変化した、くださいの文字を付け足す事で成立した言葉です。
故に見ておいてくださいは、予め見た状態にしておいて欲しい、という意味を表します。
「目を通してください」と「見ておいてください」の違い
目を通してくださいと見ておいてくださいの文字表記を比較すると、目を通しと、見ておいという文字の違いがある事に気付けるものです。
所が後に続く文字は同じで、どちらも事前に何かを目にして欲しい、とお願いするケースで利用される言葉となっています。
そのため表現する意味はほぼ同じですが、目を通してくださいは基本的に、資料等の読み物に対して使用されているのです。
もう一方の見ておいてくださいは、読み物も含め、見るという行為全般に用いる事が出来ます。
まとめ
2つの言葉は共通する文字があるだけでなく、共に事前に資料等を目にして貰いたい、という意味合いを指し示す言葉同士です。
ただし目を通してくださいは、目を通すという意味から読む物に対して、使われる言葉となっています。
対する見ておいてくださいは、読む物に加え視覚で捉える事全般の意味で利用する事が可能です。