「やっぱり」と「やはり」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「やっぱり」と「やはり」の違いとは?違い

この記事では、「やっぱり」「やはり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「やっぱり」とは?

「やはり」という言葉をくだけたカジュアルな言い方にしたのが「やっぱり」で、「やはり」と意味は同じです。

小さな「つ」の促音を挿入したことにより、促音の後が半濁音化されたものと言われています。

例えば、「もっぱら」「よっぱらい」も同様の由来とされています。

「やっぱり」を省略してさらにカジュアルにした「やっぱ」という言い方が、若い人達を中心にとてもよく使われています。


「やはり」とは?

「やはり」の語源は、「やはらか(和か)」あるいは「やはら」という古語であると言われています。

元々は「そのままじっとしておく」という意味があり、転じて「予想した通り」「結局のところ」といった意味の言葉として使われるようになったとようです。

また、漢字表記として「矢張り」が使われることがありますが、これは当て字であって本来の漢字表記ではありません。


「やっぱり」と「やはり」の違い

「やっぱり」は、「やはり」をカジュアルにした言い方の言葉であることから、「口語調」とも言えます。

対する「やはり」は、「文語調」と言えるでしょう。

「やっぱり」は、日常会話で頻繁に使われており、「やっぱりね」「やっぱそうだよね」といった言い方で、「予想通り」「思っていた通り」といったニュアンスとして用いられています。

一方で、「やはり」は文章の中で使われる言い方で、「やはりそういった考え方は」や、「やはり当初の予定通りの日程で」のように用いることができます。

また、ビジネスシーンなどにおける場面では、「やっぱり」ではなく「やはり」を口語調として用いるケースもあり、「やはり当社といたしましては」のように、丁寧な表現として活用することもできます。

まとめ

いかがでしたか。

「やっぱり」「やはり」は同じ意味をもつ言葉ですが、口語調と文語調としての活用に違いがあります。

また、語源や由来として「やはらか」あるいは「やはら」という古語があったことが分かります。

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