この記事では、「おかれましては」と「つきましては」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おかれましては」とは?
「おかれましては」の意味は、「関しては」です。
「関しては」を丁寧な表現方法にしたものが「おかれまして」となります。
そのため、主に目上の人に対し使用される言葉です。
個人名や団体名などの前を「おかれましては」の前に入れ用いられる表現方法が一般的です。
例えば、「貴社におかれましては」や「先生におかれましては」などといった形で使用します。
「つきましては」とは?
「つきましては」の意味は、「したがって」、「〜に関しては」、「〜については」です。
これらの意味の言葉を丁寧な表現方法にしたものが「つきましては」となります。
そのため、目上の人に対しても使用可能です。
「したがって」といった意味で「つきましては」を用いる場合は、文頭での接続詞として用いられます。
また、「〜に関しては」、「〜については」といった意味で用いる場合は、2つ以上の単語を連結させる連語として用いられます。
「おかれましては」と「つきましては」の違い
「おかれましては」と「つきましては」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、「関しては」といった意味を丁寧な表現方法にした言葉になります。
そのうえで、「おかれましては」は人や団体などに対し用いる言葉で、「つきましては」は物事に対し用いられるといった違いがあります。
「おかれましては」の例文
・『お客様おかれましては、弊社の手違いにより多大なるご迷惑をお掛けしました』
・『先生におかれましては、色々とお世話になり心より感謝申し上げます』
「つきましては」の例文
・『この件は以上です、つきましては、今後の対策についてご説明させていただきます』
・『当日のキャンセルにつきましては、必ずお電話にてご連絡ください』
まとめ
以上のように、何に対し使用する言葉なのかといった違いがこの2つの言葉にはあります。