この記事では、「串焼き」と「焼き鳥」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「串焼き」とは?
牛や豚といった鶏以外の肉を長い串に刺して焼いたものを「串焼き」【くしやき】といいます。
先端が尖った串に、一口大に切った肉を3つか4つほど刺し、全体的に回しながら焼く料理です。
女性なら2口ほどで食べられる大きさに切り、竹の串や金属に肉だけを刺していき、炭火でじっくり表面に焦げ目が付き、食欲をそそる香りが漂えば食べごろになります。
ときに、豚や牛の内臓まで肉と一緒に刺し、中心に火が通るまで焼き上げて、塩を振って食べる料理です。
「焼き鳥」とは?
鶏の肉を小さめに切り、一口で食べられるよう焼いた料理を「焼き鳥」【やきとり】といいます。
竹串や木の棒に鶏肉の塊を3から4個ほど刺して、じっくり火で焼いていき、肉汁が滴り、表面に焦げ目が付けば完成です。
肉の表面がピンクから白っぽく変わり、さらにほどよい焼き色が付いたとき全体的に塩を振りかけたり、砂糖を入れた醤油を絡めて軽く焼いて食べられています。
なかには胡椒を振り掛ける、七味唐辛子で味付けするなど、様々な味に仕上げて居酒屋のつまみとしてよく出されている焼いた鳥の串刺し料理を刺すわけです。
「串焼き」と「焼き鳥」の違い
「串焼き」と「焼き鳥」の違いを、分かりやすく解説します。
豚や馬といった肉や、内臓を串に食べやすい大きさに切り刺して香ばしく焼いて食べる料理を「串焼き」といいます。
ときに魚の身を刺して焼いた「串焼き」もあるなど好みで刺すものを自分で決められるのも魅力です。
「焼き鳥」よりも少し大きめに切った肉を串に刺すのが一般的であり、鶏以外の肉も使われていますが、「焼き鳥」は鶏肉だけを使って調理します。
海外には羊を串に刺して焼いた料理が人気ですし、ときにカンガルー、ワニの肉も同じように焼いた料理も提供されている串料理です。
もう一方の「焼き鳥」は日本発祥の料理であり、誕生したのは蒲焼を串に刺して焼いたものを客に提供した江戸時代で、庶民の間で食べられていたものです。
まとめ
串に肉を刺して焼くという点は同じですが、使う肉に違いがあります。
どのように食べられているか実際に店へ行って調べてみたり、動画で学ぶのも良い比較方法になるでしょう。