この記事では、「ウコン」と「クルクミン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウコン」とは?
「ウコン」とはショウガ科ウコン属に分類される植物のことであり、英語の名前である「ターメリック」の名でも知られています。
漢字では「鮮やかな黄色」を意味する「鬱金」をはじめ、「欝金」、「宇金」、「玉金」と表記され、中国語では「姜黄」と表記されます。
「ターメリック」の名前からも分かるように、カレー粉などのスパイスに用いられたり、日本では二日酔い対策ドリンクの原料としても用いられています。
熱帯アジア原産であり、東南アジアをはじめ、インドや中国、台湾、日本で生産されているものが有名です。
日本には18世紀ごろに伝来したと考えられており、九州や沖縄など比較的温暖な気候を持つ地域で栽培されています。
「ウコン」が二日酔い対策ドリンクとして用いられているのは肝機能効果を増進させる効果が見込まれているからです。
そのほか、高血圧や動脈硬化、糖尿病などにも予防効果があるとされています。
ただし、「ウコン」を大量摂取してしまうと、アレルギー症状や逆に肝障害を引き起こす可能性も指摘されているので、摂取のし過ぎには注意が必要です。
「クルクミン」とは?
「クルクミン」とは、先述した「ウコン」などに含まれる黄色のポリフェノール化合物のことです。
「クルクミン」は鮮やかな黄色をしており、日本では天然の着色料として用いられていることで有名です。
「クルクミン」の他、「ウコン色素」や「ターメリック色素」と表記されることもあります。
顕著な例としては、漬物や和菓子、栗のシロップ漬、水産ねり製品など伝統的な食品に用いられてきました。
「ウコン」と「クルクミン」の違い
ショウガ科ウコン属に分類される植物が「ウコン」であり、その「ウコン」に含まれる黄色いポリフェノール化合物が「クルクミン」です。
まとめ
「ウコン」に含まれる黄色い色素が「クルクミン」ということでした。