この記事では、「挫折経験」と「失敗経験」の違いを分かりやすく説明していきます。
「挫折経験」とは?
「挫折経験」は「ざせつけいけん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「仕事や計画などが途中でできなくなったという事実に、実際に遭遇すること」という意味です。
2つ目は「仕事や計画が途中でできなくなり、やる気をなくした状態になったことがあること」という意味です。
「挫折経験」の言葉の使い方
「挫折経験」は名詞として「挫折経験がある・ない」「挫折経験を話す」などと使われます。
「挫折+経験」で成り立っている語で、「挫折」は「仕事や計画などが、中途でしくじったりだめになること」「そのために意欲・気力をなくすこと」という意味、「経験」は「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること」「それによって得られた知識や技能など」という意味、「挫折経験」で、「仕事や計画などを途中でしくじたったり、だめになったりすることが、実際に自分の身に起きること」「仕事・計画がだめになり、意欲・気力をなくすこと」になります。
「失敗経験」とは?
「失敗経験」は「しっぱいけいけん」と読みます。
意味は「仕事や計画をやりそこない悪い結果になるという事実に、実際に遭遇すること」という意味です。
自分がやり方や考え方を誤り、良い結果が得られないことを表します。
ただやりそこなったというだけで、本人が気力を失うという意味までは含まれていません。
「失敗経験」の言葉の使い方
「失敗経験」は名詞として「失敗経験がある・ない」「失敗経験を活かす」などと使われます。
「失敗+経験」で成り立っている語で、「失敗」は「ものごとの方法や目的を誤って良い結果が得られないこと」という意味、「経験」は「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること」という意味、「失敗経験」で「ものごとの方法や目的を誤ってより結果が得られないことが、実際に自分の身に起きること」になります。
こちらの場合、「意欲・気力をなくすこと」という意味は含まれません。
「挫折経験」と「失敗経験」の違い
「挫折経験」は「仕事や計画などを途中でしくじたったり、だめになったりすることが、実際に自分の身に起きること」「仕事・計画がだめになり、意欲・気力をなくすこと」です。
「失敗経験」は「ものごとの方法や目的を誤ってより結果が得られないことが、実際に自分の身に起きること、意欲・気力をなくすことという意味は含まれない」です。
まとめ
今回は「挫折経験」と「失敗経験」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
