「鳥刺し」と「鳥たたき」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「鳥刺し」と「鳥たたき」の違いとは?違い

この記事では、「鳥刺し」「鳥たたき」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「鳥刺し」とは?

鹿児島県でよく食べられている肉料理が「鳥刺し」【とりさし】です。

衛生面を考えて、鶏肉の表部分は火で炙るのが義務付けられているため、外側は鰹のタタキのように焼き色が付き、中心はほとんど生に近い色と食感が楽しめます。

「炙り鳥刺し」という場合もあり、いかに表面は香ばしく、中は刺身のように生の味が楽しめる料理なのです。

たいていは薄くスライスして、大根と青紫蘇を千切りにし、肉の上に彩りよく盛り付けます。

そこにおろしたニンニクと生姜を醤油で溶かしたタレをかけて食べるか、付ける方法で食べる料理です。


「鳥たたき」とは?

鶏肉の身を大きめにブロックごと切り分けたものを火で炙り、切り分けて食べるのが「鳥たたき」【とりたたき】です。

中心部分を完全に加熱するのではなく、あえて火を通さないようにして生の状態に調理します。

表面だけを火で軽く炙るようにして薄い焼き色が付いた後、食べやすいように薄く切り分けて皿に盛り付けます。

宮崎県民の間では週に何度も食べるほど一般的な料理であり、ご飯のお供として、酒のつまみなど幅広い年代が食べる料理です。

専用のタレで食べたり、柚子胡椒で独特な風味を楽しむ人もいます。


「鳥刺し」と「鳥たたき」の違い

「鳥刺し」「鳥たたき」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも中国から伝わってきた鶏を食べる文化により、江戸時代からよく食べられるようになった料理です。

「鳥刺し」は鹿児島でよく食べられている肉料理であり、使用する肉は鶏肉で、皮はあえて付けたまま炙って食べます。

表面だけを丁寧に炙って焼き色を全体的につけた後食べやすい薄さに切り、千切りにした大根と青じそを盛り付けるのが一般的です。

それを醤油にすりおろしたニンニクと生姜を混ぜ合わせて付けます。

もう一方の「鳥刺し」は主に宮崎で食べられているもので、大きなブロック状に切った鶏肉の表面だけを火で炙り、薄く切って食べる料理です。

まとめ

炙った鶏肉料理を2つご紹介しましたが、食べられている場所や付けるものに違いがあります。

鹿児島や宮崎の料理を提供する店で味を食べ比べするのも良い比較方法になるでしょう。

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