日本では圧倒的な認知度のある似た外見の花の違いを解説!
この記事では、「マトリカリア」と「カモミール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マトリカリア」とは?
2つの意味合いを持ちますが、和名であるナツシロギクの花が日本ではその代名詞だと言って構いません。
和名通りに小振りな花をつけるのが特徴だと言っていいでしょう。
ただし外見は葉の形状の違いが顕著であるために区別にそう困る事はないと言えます。
またカモミールに似た白い花びらと黄色の花以外にもサンタナ・イエロー種の様に鮮やかな黄色1色の品種なども存在。
和名の菊だけではなく「カモミール」やデイジーに似た花と表現される事もしばしばだと言えます。
もう1つの意味合いとしては植物の分類上としての「マトリカリア属」としてです。
「カモミール」とは?
既に日本では加工品がハーブティーやアロマオイル、入浴剤として定番化。
和名のカミツレもほぼ浸透しきったのが「カモミール」だと言っていいでしょう。
小さい白い花が特徴でいわゆる「ジャーマン・カモミール」にあたります。
黄色の花は「ダイヤーズカモミール」と呼ばれますが、完全に本種とは別種です。
「マトリカリア」と「カモミール」の違い
「マトリカリア」と「カモミール」の違いを、分かりやすく解説します。
現代でより精巧に作られた造花からでも、外見の違いは明確に判別できるでしょう。
「カモミール」の葉はより細く「マトリカリア」は太くギザギザした形状なのが特徴になります。
また白の花弁と柱頭が黄色なのが両者ともに特徴ですが、後者は黄色1色、白1色の品種が存在です。
前者にも同様の黄色1色のカモミールが存在するもの、それは名前だけであり完全な別属だと言って構いません。
前述の「ダイヤーズ・カモミール」同様に他属の植物でもカモミールの名前は使われます。
それに関連すれば「カモミール」は「マトリカリア属」になります。
海外から輸入されたアロマオイルには「マトリカリア・カモミール」と表記されたものも多いのが事実だと言えるでしょう。
まとめ
「マトリカリア」は「ナツシロギク」を指す場合と植物の分類上の「マトリカリア属」を指す場合の二通りが存在します。
「カモミール」は「マトリカリア属」の1種と言っていいでしょう。
また他属に「カモミール」の名前が付けられた植物は多くあり、「ジャーマンカモミール」がいわゆる一般的な認識の「カモミール」です。