その違いは好みの範疇におさまる?
この記事では、「ジョグ」と「ジョグDX」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジョグ」とは?
静岡県磐田市に本社を置く『ヤマハ発動機』が1983年3月に販売開始、今年で販売40周年を迎えたバイクのブランドです。
日本のスクーターで最も長く販売されているブランドであり、1983年1月にいわゆる『HY戦争』で『本田技研工業』に敗れた直後に市場投入されました。
バイクメーカー2社による経済戦争で自家用車購入のおまけにスクーターがついてくる昨今では信じがたい時代背景。
そのため当時のすう勢的には大量にスクーターが街に溢れかえっている状態でしたが、本ブランドのヒットにより同社は難局を乗り越える手掛かりにしたと言っていいでしょう。
昨今では『本田技研工業』からのOEM供与を受けているため実質同社の「タクト」と同一仕様になっめいます。
2017年8月のマイナーチェンジが『ヤマハ発動機』自社開発の最後の「ジョグ」に現段階ではなっています。
「ジョグDX」とは?
2007年12月に発売開始された「ジョグ」の新グレードです。
名前の後ろにつくDXは形式番号ではなくDeluxeの意味合いを持たせたものです。
その名前の通り上級グレードとなり、現在に至るまで定着する事になりました。
フロントディスクブレーキを採用、かつて同社が販売していたスポーツモデルに通じるものがあります。
「ジョグ」と「ジョグDX」の違い
「ジョグ」と「ジョグDX」の違いを、分かりやすく解説します。
2023年に発売されたモデルでは消費税込みの価格差で1万3000円程度。
またカラー展開も前者が5色展開なのに対して2色展開の違いがあります。
現行モデルでは価格差がわずかな事もあり、大きな仕様の違いは見られません。
最大の違いはアイドリングストップ・システムを「ジョグDX」が採用している事だと言えるでしょう。
あとは上級グレードを意識した外観やシートになっている程度です。
ヘルメットを格納できるシート下のスペースが1L広かったりと細部の変更は見られます。
実質同社ホームページでも違いは3点しか挙げられていません。
まとめ
基本的にジョグが汎用グレードであり、ジョグDXが上級グレードだと言っていいでしょう。
価格差が1万3000円、実売価格では1万円を切る事もあるため、その違いはアイドリング・ストップシステムの有無に尽きると言っていいでしょう。
現行モデルではアイドリング・ストップ・システムを必要としない場合、ほぼカラーの好みの範疇の違い程度の差にしかすぎません。