「梅干し」と「干し梅」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「梅干し」と「干し梅」の違いとは?違い

この記事では、「梅干し」「干し梅」の違いを分かりやすく説明していきます。

「梅干し」とは?

梅干しは、うめぼしと読むべき言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、バラ科サクラ属の落葉高木を意味する梅の漢字に、日光にあてて水気を取るといった意味を持っている干しの文字を加える事で誕生した言葉となっています。

以上の事から梅干しは、青梅を塩漬けにした後に、天日干しにした物を示すのです。

酸味が非常に強く、古くから保存食品としても利用されています。


「干し梅」とは?

干し梅は、ほしうめと読むのが正解な言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、ほして水分を取り除くという意味の干しの文字に、バラ科の落葉高木の実等の意味を有する梅の漢字を組み合わせる事で成立した言葉となっています。

だからこそ干し梅は、梅干しに甘味料を加えた上で、再度干した乾燥菓子を表すのです。

より具体的には梅干しを洗って塩分を減らしつつ、砂糖等で作った甘味料に漬け込んだ後に、天日干しや乾燥機等を駆使して乾燥させて作る菓子となっています。


「梅干し」と「干し梅」の違い

梅干しと干し梅の文字表記を並べて見比べてみると、使用されている文字は同じものの、使用されている順番が違う事に気付けるものです。

更に2つ共に梅を使った食べ物を表すため、混同する恐れはないとは言えません。

とはいえ作り方や味に大きな違いがあるので、そこを理解すれば失敗せずに使い分けが可能です。

ちなみに梅干しは、青梅を塩漬けした後、天日干しして作られる保存食で、酸味が強いのが特徴となっています。

一方の干し梅は、梅干しを洗ってある程度塩抜きした後に、甘味料に漬け込んで再び乾燥させた菓子で、甘酸っぱい味です。

まとめ

2つの言葉は同じ文字を使用しているものの、使う順番に違いがあります。

ただし共に梅を使用した食べ物を意味する言葉ですが、作り方や味に大きな相違点が見られるのです。

まず梅干しは、青梅を塩漬けした後に天日干しにして水分を取った、非常に酸味が強い保存食品に対して用いられる言葉となっています。

対する干し梅は、梅干しを洗って塩気を弱めた後に、甘味料に漬け込んだ上で、乾燥させて生まれた甘酸っぱい梅菓子に使われる言葉です。

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