「幽霊」と「ゴースト」にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「幽霊」と「ゴースト」の違いを解説します。
「幽霊」とは?
「幽霊」とは、「死んだ人が霊体となってこの世に現れたもの」を指す言葉です。
「幽霊」の使い方
死んだ人は意識をなくし肉体を埋葬することでこの世からあの世へと旅立ちます。
この世から去った人はそのまま関わりを絶って消滅するものですが、並外れた執念や強い怨念などこの世に対して並々ならぬ気持ちを持つ一部の死者は肉体を失いながらも霊体となって姿を現します。
肉体を失いながら霊体の姿でこの世に迷い出た死者を指す言葉が「幽霊」です。
一般的には亡くなった当時の姿で現れることが多く伝統的に足がない姿で描かれますが、必ずしも足がないとは限りません。
怨みや執着など強い感情を理由に現れることが多いものの我が子に一目会いたいなど悪い気持ちを持たずに現れることもあります。
「ゴースト」とは?
「ゴースト」とは、「現世に現れた霊体の英語での言い方」です。
「ゴースト」の使い方
霊体としてこの世に現れる死者のことを英語で「ghost」といいます。
基本的に英語圏での呼び方ですが手で触れられず空中を浮遊するなど日本で見られる霊体と多くの点で共通しています。
「幽霊」と「ゴースト」の違い
「幽霊」と「ゴースト」の違いは「地域」です。
「幽霊」と「ゴースト」はどちらも亡くなった人が霊体となってこの世に現れた姿を指す言葉で基本的には同じ存在を指しています。
日本語では「幽霊」といい、英語での言い方が「ゴースト」です。
「幽霊」は人間と同じような姿をしているのに対し「ゴースト」は頭からシーツをかぶったような人間とかけ離れた姿で描かれることもある、という違いもあります。
「幽霊」の例文
・『幽霊が出ると噂の墓地』
・『幽霊を描いた掛け軸』
「ゴースト」の例文
・『謎の騒音はゴーストの仕業に違いない』
・『ロンドンではゴースト付きの物件は家賃が高い』
まとめ
「幽霊」と「ゴースト」は同じ存在に対する別の言い方です。
見た人によって証言が異なるため一概には言えませんが基本的に同じものだと考えておきましょう。