「叩き上げ」と「エリート」にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「叩き上げ」と「エリート」の違いを解説します。
「叩き上げ」とは?
「叩き上げ」とは、「下積みからスタートして経験を積み重ね段階を踏みながら実力をつけ地位を高めた人」を指す言葉です。
「叩き上げ」の使い方
組織内で出世する方法は1つではありません。
大きな功績を上げて大抜擢を受けたり輝かしい実績を引っ提げ鳴り物入りで組織入りしたりなど、特別扱いで他の人より早く出世する人もいます。
「叩き上げ」はそのような特別扱いを受けずゼロからスタートしコツコツ努力を重ねながら着実に力をつけ出世した人を表す言葉です。
「エリート」とは?
「エリート」とは、「優秀であると認められ特別に選抜された人」を指す言葉です。
「エリート」の使い方
他よりも秀でた能力や確かな実力を有すると認められ選ばれた人たちを指します。
高い能力を活かすために特別扱いされる存在です。
最初から高い地位でスタートしたり高待遇を与えられたりなど優柔な能力に対する見返りを期待され他の人とは違う扱いを受ける一握りの存在を表す言葉です。
本来は優秀な試験結果や優れた実績など実力で選ばれるものですが、金やコネなど本人の力ではない生まれや育ちによって生じる特別扱いを受ける人を「エリート」と呼ぶケースもあります。
「叩き上げ」と「エリート」の違い
「叩き上げ」と「エリート」の違いは「スタートライン」です。
スタートラインは一番下の下積みから始まり実力をつけながら上に上がっていった人を「叩き上げ」といい、優秀さを認められスタートラインから他の人たちとは違う特別扱いで始まる人を「エリート」といいます。
「叩き上げ」の例文
・『叩き上げから社長にまで上り詰める』
・『捜査一課長は代々叩き上げから選ばれている』
「エリート」の例文
・『エリートだけあって皆優秀だ』
・『1組にはエリートが集められている』
まとめ
「叩き上げ」と「エリート」はスタートラインの違いで区別されます。
どちらもよく使われる言葉なので正しい意味を知っておきましょう。