体を温めるセラミックと空気を温めるハロゲン?
暖房器具の違いを解説!
この記事では、「セラミックヒーター」と「ハロゲンヒーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セラミックヒーター」とは?
電熱線をセラミックで囲ったタイプのファンヒーターが主力だと言っていいでしょう。
電気を通すと電熱線が熱を発し、耐熱性に優れたセラミックにより遠赤外線の熱をファンで前方に送り出す機構になっています。
昨今のサウナなどよ温浴施設で多く使われているとおりにセラミックの特徴を活かしたものです。
加により、人の皮膚が吸収しやすい波長の遠赤外線が放出されるため、より体感で暖かく感じるのが特徴だと言えるでしょう。
「ハロゲンヒーター」とは?
流通小売店舗の照明に使われるハロゲンランプ。
時に火災事故の原因になるほどの熱を放つのはご存知でない方もいらっしゃると思います。
そのハロゲンランプを熱源に用いたのが「ハロゲンヒーター」です。
電気を入れハロゲンランプが加熱。
それにより遠赤外線が放出され、輻射熱で暖まる仕組みです。
形は近年増えており、バリエーションは増えていますが、ファンヒータータイプはその仕組みから少ないと言えます。
「セラミックヒーター」と「ハロゲンヒーター」の違い
「セラミックヒーター」と「ハロゲンヒーター」の違いを、分かりやすく解説します。
端的にいえば前者は発した熱が身体に吸収しやすい波長の遠赤外線で身体からジンワリと暖まる仕組みだと言えるでしょう。
また人に熱を届かせるために温風・ファン機能を持った物が主流。
比較的低価格で人感センサーを装備しているものが多い事からも人の身体を温める事を目的にしています。
一方の「ハロゲンヒーター」は広い範囲を暖める事はできませんが、周囲の空気を素早く暖めるのが特徴です。
離れた人を暖める事は想定していないため、ファンがついたものは少なくよりシンプルな使い方が想定されていると言っていいでしょう。
まとめ
「セラミックヒーター」はセラミックを加熱する事で人の身体に吸収しやすい遠赤外線を放出。
人の身体をジンワリと温めるのが特徴と言えるでしょう。
サウナなどの温浴施設にも使われている事からもそれは明らかです。
一方の「ハロゲンヒーター」はハロゲンランプを加熱して熱を出し、周囲の空気も暖めるシンプルな原理だと言えるでしょう。
ハロゲンランプ自体が古くからある事や原理的にも単純。
電気代は高めなもの「セラミックヒーター」とは雲泥の差で電気代がかかりません。
また機械的にもシンプルな暖めるだけのものが多く値段も安いのが特徴です。