この記事では、「つけ麺」と「ざるラーメン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「つけ麺」とは?
茹でた麺のあら熱をとって丼によそい、別の容器に入れたスープに付けて食べる料理を「つけ麺」【つけめん】といいます。
麺は茹でた後しっかりぬめりを水で洗い流し、ざるに入れて水をよく切ってから丼に入れると汁も薄まらず、濃厚な味が楽しめるのです。
普通のラーメンよりもスープは味を濃い目に作った魚介の旨味が出たもの、酸っぱさが楽しめる味、ぴりっと辛さを足した汁に付けるのが一般的な食べ方になります。
残ったスープには鶏がらを割って飲んだり、茹でた麺を水で引き締めてからお湯に入れて熱くした「あつもり」としても食べられています。
「ざるラーメン」とは?
北海道では「つけ麺」を「ざるラーメン」と呼び、道民に古くから親しまれています。
ざる蕎麦に用いられる蒸篭に麺をのせて出し、麺汁につけて食べるのが一般的です。
または胡麻ダレにつけて食べるのが北海道の道民流であり、中華麺にも似た料理になります。
盛り付けには茹で卵や丸く切ったチャーシュー、細い錦糸卵、海苔をのせて出す店もあるのです。
最近は海藻を細麺に混ぜた「ざるラーメン」もあり、知床を代表する料理として愛されています。
また、北海道の小麦粉を100%使ったコシが楽しめる細麺に、鯖と利尻昆布の旨味が出たスープが付いた商品も人気です。
「つけ麺」と「ざるラーメン」の違い
「つけ麺」と「ざるラーメン」の違いを、分かりやすく解説します。
麺とスープは別の容器に入れて出される「つけ麺」は、ざる蕎麦のように汁につけて食べます。
通常のラーメンの麺よりも量が倍ほど出され、食べ応えがあるのも指示されるところです。
盛り付けられる具にはメンマや焼き豚、茹でた卵で彩りを加えます。
他にも山葵で辛味を出す店もある「つけ麺」の発祥は、大勝軒に勤めていた山岸一雄氏が醤油を入れたスープに残った麺を入れたのです。
もう一方の「ざるラーメン」は蒸篭の上に冷ました麺をのせて、海苔をふりかけてスープと出す麺料理になります。
この2つの違いは「つけ麺」は温かく、「ざるラーメン」は冷えた状態で食べるところです。
まとめ
スープと麺を別々の容器に入れて食べる料理ですが、出すときの温度や盛り付ける容器などに違いがあります。
画像やお店に行って異なる点を比べてみるといいでしょう。