この記事では、「襟足」と「うなじ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「襟足」とは?
髪の毛が生えている際の部位を「襟足」【えりあし】といいます。
髪をすべて上げて一つに結んだとき、首の右と左に残った毛が人の足に見えたことが言葉の語源となったのです。
美容室ではよく髪の毛の生え際をどのように切るか聞かれたときは「襟足を短めに」と注文します。
また、「襟足を揃える」という言い方もよくされていて、意味は全体的にまばらな長さではなく、横がきれいに並ぶよう髪の毛を切るわけです。
形や毛の濃さは人によって違いがあるところは個性として捉えられています。
「うなじ」とは?
医学的には後頚部【こうけいぶ】という肩のちょうど真ん中より少し上の部分を「うなじ」といいます。
とくに、産毛がもっとも生えている部分を指し、首の一部になるところです。
顔を前に倒してうなずくと見える部分であり、そこに尻といった意味合いがある「じ」を掛け合わせた言葉になります。
近頃は「うなじ」の産毛が汚いとき、きれいに剃るためシェービングして改善するわけです。
うまく産毛を剃るときは太い毛質は残し、細い髪の毛は剃るようにします。
剃るときは髪の毛から1cmほどにある産毛は残して、格好悪くならないように気をつけて切るのが注意点です。
「襟足」と「うなじ」の違い
「襟足」と「うなじ」の違いを、分かりやすく解説します。
髪の毛が生える際を「襟足」といい、きれいに揃えると清潔感があるように見えます。
日本では髪の生え際を「襟足」といえばたいていの人に通じる言葉であり、美容室でも注文するときに使えるわけです。
「襟足を整える」といった言い方をすればいかに乱れず、見た目もきれいに揃っているか伝えられます。
もう一方の「うなじ」は肩から少し上で、産毛が生えている首の一部を指す言葉です。
日本女性が着物を着るとき襟を少し外にずらして着れば、後ろから見れば女性らしい着こなしが楽しめます。
まとめ
同じ首の部位を指す言葉ですが、もう少し深堀したいときは画像や専門雑誌といったもので調べてみるのも良い方法になるでしょう。