「ガンメタ」と「グレー」はどちらも色を表す言葉です。
2つの色にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「ガンメタ」と「グレー」の違いを解説します。
「ガンメタ」とは?
「ガンメタ」とは、「大砲に使用する金属のような金属光沢を持つ黒銀色」を指す言葉です。
「ガンメタ」の使い方
「ガンメタ」とは「ガンメタル」の略語です。
ガンメタル(gunmetal)は日本語では「砲金」と訳される英単語で大砲に使う金属を表しています。
大砲やライフル、ピストルなどに使われるガンメタルは火薬が爆発する衝撃に耐えられるようとても丈夫に作られています。
銅と錫を特別な配合で混合して作る合金の一種であり見た目は鉄よりもやや明るく鈍色の輝きを放つのが特徴です。
大砲に使うガンメタルによく似た色が「ガンメタ」です。
一般的には黒みがかった銀色で金属光沢を思わせる輝きがある塗料の色を指す言葉として使われています。
「グレー」とは?
「グレー」とは、「灰色」のことです。
「グレー」の使い方
物を燃焼させたあとに残る灰のような色で白と黒を混ぜて作る色を指します。
白と黒の混合比率により白みがかったものから黒みがかったものまでありますが、白と黒の中間にある色は全て「グレー」に当たります。
「ガンメタ」と「グレー」の違い
「ガンメタ」と「グレー」の違いは「光沢」です。
「ガンメタ」には金属に見られる独特の金属光沢に似せた光沢があるのに対し「グレー」には基本的に光沢がありません。
「ガンメタ」の例文
・『車をガンメタに塗装する』
・『ガンメタに塗られたとても目立つ車がある』
「グレー」の例文
・『グレーだと目立たない』
・『全身グレーでネズミのようだ』
まとめ
「ガンメタ」と「グレー」は金属光沢の違いが最大の相違点です。
ベースカラーや黒の具合など金属光沢以外にも違いはありますが、一般的には金属を思わせる光沢があるかないかで区別するので覚えておきましょう。