資金さえあれば遠くからではまず区別不可!?
この記事では、「ヨンフォア」と「バケヨン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヨンフォア」とは?
『本田技研工業』が1974年12月5日に販売開始した「DREAM CB400FOUR」の略称。
「CB400FOUR1&2」はマイナーチェンジ版として1976年3月6日に発売開始されています。
同車種は1975年に施行された運転免許制度改正の影響でエンジンの排気量が408ccから398ccへとデチューンされたものでした。
1977年に生産中止、2気筒エンジンを搭載した『CB400T HAWK-II』に後継を譲っています。
「シーヨン」「フォーワン」などとも呼ばれていましたが「ヨンフォア」が一番認知度が高かったと言えるでしょう。
「バケヨン」とは?
1972年6月1日に『本田技研工業』から販売開始された直列四気筒エンジンを搭載した『DREAM CB350FOUR』を『DREAM CB400FOUR』仕様の外装に換装したものです。
生産中止後の雑誌の特集で「ヨンフォア」の良さが再確認されたことに加えて、同車種は販売期間が短くかつ生産販売台数も少なく、中古市場にもタマが少なかった事が「バケヨン」化が進む事になった最大の理由だと言えるでしょう。
「ヨンフォア」と「バケヨン」の違い
「ヨンフォア」と「バケヨン」の違いを、分かりやすく解説します。
1977年の生産中止後に「ヨンフォア」の人気は出たもの、この時点ではまだまだパーツは豊富に取り寄せる事ができ、加工をひと手間かければより似せる事も可能でした。
正直に言ってしまえば、資金が豊富な方がクオリティ重視で「バケヨン」化した場合には外観だけでは極めてわかりにくいのが本当のところでしょう。
またフレーム自体はほぼ共通ではありますが「ヨンフォア」が398cc化した際にタンデムステップの取り付け方が変わっています。
まとめ
「ヨンフォア」は1974年に発売開始された『DREAM CB400FOUR』及び1976年のマイナーチェンジからエンジン排気量を408ccから398ccに下げて販売された『DREAM CB400FOUR1&2』を指します。
「ヨンフォア」は販売終了後に雑誌で特集が組まれると人気が急上昇。
しかし生産数が少なかった事もあって中古の入手は困難でした。
それに従い前身機の『DREAM CB350FOUR』を「ヨンフォア」の外装に換装したものです。
フレームがほぼ共通なので換装は可能ですが、完全に寄せるにはやはり資金が必要になるでしょう。