この記事では、「イワナ」と「オショロコマ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「イワナ」とは?
イワナとはサケ科イワナ属に属する魚で、河川の最上流域に生息していることが多いです。
冷たい水を好み、渓流釣りの対象として人気があります。
渓流の王様と呼ばれたりもします。
また、体の色は褐色から灰色で、白い斑点があります。
肉食性で動物性のプランクトンや昆虫、カエルなどを食べます。
蛇を食べてしまうこともあるようです。
イワナは淡泊な白身の魚で、塩焼きや唐揚げなどにすると美味しく食べられます。
寄生虫の心配があるため、生で食べることはありません。
それから焼いたイワナを燗酒に浸した骨酒にすることもあります。
「オショロコマ」とは?
オショロコマもサケ科イワナ属に属する魚で、冷たい水を好む魚です。
日本では北海道の一部地域にのみ生息しています。
降海型と河川型の2種類があり、北海道のオショロコマはほとんどが河川型です。
オショロコマの体には、黄色やオレンジ色、赤色などの斑点があります。
オショロコマは、カラフトイワナと呼ばれたりもします。
オショロコマは生息数が減少しており、絶滅危惧種にも指定されています。
食用にもなり、塩焼きなどにして食べるのが一般的です。
オショロコマを使った骨酒もあります。
「イワナ」と「オショロコマ」の違い
イワナもオショロコマもサケ科イワナ属に属する魚なので、近縁種になります。
イワナとオショロコマは、生息している地域に違いがあります。
イワナは全国各地の渓流に生息していますが、オショロコマは北海道にのみ生息しています。
これはオショロコマの方が、イワナよりも冷たい水を好むからです。
また、斑点の色にも違いがあり、イワナは白色ですがオショロコマは黄色やオレンジ色、赤色などをしています。
まとめ
全国に分布しているのがイワナで、北海道にのみ分布しているのがオショロコマになります。
イワナには白い斑点がありますが、オショロコマの斑点は黄色やオレンジ色、赤色などです。