「がごめ昆布」と「とろろ昆布」の違いとは?分かりやすく解釈

「がごめ昆布」と「とろろ昆布」の違いとは?違い

「がごめ昆布」「とろろ昆布」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「がごめ昆布」「とろろ昆布」の違いを分かりやすく説明していきます。

「がごめ昆布さ」とは?

「がごめ昆布」は、褐藻コンブ目コンブ科トロロコンブ属の属する昆布です。

表面の凹凸が籠の目にように見えることから、「がごめ昆布」と言われるようになりました。

一般的な昆布とは異なり、葉の全面に凹凸模様があり、この凹凸模様は、どれだけ成長しても消えることはありません。

葉の長さは3メートル。

幅は20センチから50センチになります。

生育域は主に北海道の函館エリアになります。

非常にとろみが強い昆布で、とろみの主成分はフコイダン、アルギン酸、ラミナン。

その中でもフコイダンは他の昆布に比べ2倍以上もの含有量を誇っています。


「とろろ昆布」とは?

「とろろ昆布」は、何枚もの昆布を重ね束にした後、その側面を削って作ります。

削って作られることから、細い糸のような状態となり、ふわふわとした食感を楽しむことができる昆布です。

「とろろ昆布」には、黒とろろと白とろろがあります。

黒とろろは、酢で処理した後の昆布を幾枚も重ねて圧搾し葉全体を細く削ったもの。

白とろろは、黒おぼろをつくったあとの白い芯の部分を削ったものになります。


「がごめ昆布」と「とろろ昆布」の違い

「がごめ昆布」は主に北海道の函館エリアに多く生息する昆布の名称です。

非常にとろみが強い昆布で、とろみの主成分はフコイダン、アルギン酸、ラミナンが多く含まれる昆布になります。

そして、その「がごめ昆布」などを幾枚にも重ね削り作ったものが「とろろ昆布」になります。

このことから、「がごめ昆布」は、昆布そのものの名称に対し、「とろろ昆布」は昆布を加工した名称と言うことがわかります。

まとめ

以上のように、「がごめ昆布」は昆布の名前。

そして、「とろろ昆布」は昆布を加工した名前。

といった違いがあります。

違い
違い比較辞典