特に若い人のファッションになくてはならない色として定着しているのが「アーミーグリーン」あるいは「カーキ」と呼ばれているものです。
それでは、この「アーミーグリーン」とはどういう意味でしょうか。
また、「カーキ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「アーミーグリーン」と「カーキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アーミーグリーン」とは?
「アーミーグリーン」とは、英語の「army green」をカタカナ表記したもので、その名前の通り軍服によく使われる深いグリーンのことを表す言葉です。
特に多くの軍隊で使用されている陸地で使用する迷彩服に使われている色になります。
「カーキ」とは?
「カーキ」とは、英語の「kahki」をカタカナ表記したもので、大きく分けて黄土色系とダークグリーン系の2つの意味を持つ言葉です。
もともと「カーキ」という言葉はヒンディー語で「土埃」という意味の言葉だったが、インドに駐留した英国軍が白いシャツを土で染めてきていたものが軍服として一般的になったことから広まった言葉です。
「アーミーグリーン」と「カーキ」の違い
「アーミーグリーン」と「カーキ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、ファッションアイテムの色として書くことができない色であることは同じですが、そもそも場合によって違う場合も同じ場合もあるというのが実情です。
その大きな原因が、前述のように「カーキ」という色の定義の曖昧さです。
元々はベージュ系の土埃の色だったものが、軍服の色に影響されて、同様に迷彩色として使われる暗いグリーン系の色のことも指すようになったという背景があります。
したがって、前者の意味の「カーキ」で考えると、「アーミーグリーン」とは見ても似つかない全く違う色ということなのですが、後者の意味ならばほぼ同じ色のことといって間違いではありません。
まとめ
この記事では、「アーミーグリーン」と「カーキ」の違いを、解説してきました。
ここまで述べてきたように、「カーキ」という色はこれだけ頻繁に話題に上がるにもかかわらず誰もが同じ認識では無いという極めて珍しい色で、おそらく今後も定義が一本化することはないでしょう。