初代ガンプラ世代にも違いがわかる!この記事では、「ガンプラHG(ハイグレード)」と「ガンプラRG(リアルグレード)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガンプラHG(ハイグレード)」とは?
1980年のガンプラ発売から10年が経過。
それを記念して1990年から三番組で主役機を務めた「ガンダム」「ガンダムMark2」「Zガンダム」「ZZガンダム」をリファインしたものが始まりになります。
1988年から多色カラー成型が既に導入されており、「MSVコレクション」等ではお馴染みだったものをより一歩進めたものとなりました。
基本サイズは1/144であり、ガンプラ黎明期世代にもお馴染みのサイズです。
「ガンプラRG(リアルグレード)」とは?
ガンプラ30周年記念企画として2010年に登場した比較的新しい商品であり、基本的には1/144のサイズで販売されています。
設定を重視した通り細部にまで拘りが見られるのが特徴だと言っていいでしょう。
フィギュアを作る時と同様に芯であるフレームを使用。
かつて発売されていた1/60メカニックシリーズを彷彿させる様な内装にアニメ同様実機に装甲、外装をつけていく仕様になりました。
内部フレームによる可動域の広さは言うに及びません。
またかつての“ガンカラー”並に細かくパーツ成型の時点で同色塗り分けされている等、ハイクオリティな逸品だと言っていいでしょう。
「ガンプラHG(ハイグレード)」と「ガンプラRG(リアルグレード)」の違い
「ガンプラHG(ハイグレード)」と「ガンプラRG(リアルグレード)」の違いを、分かりやすく解説します。
両者ともにいわゆるガンプラ黎明期の1/144スケールに該当するのは変わりはありません。
しかしそのHGがガンプラ10周年を記念したのに対してRGは30周年を記念したものであるだけにクオリティの差が大きいのは否めないところでしょう。
既に1988年に公開された『機動戦士ガンダム・逆襲のシャア』以後のモデルには多色成型カラー化していたもの、HGはそれをさらに進化させたものだと言っていいでしょう。
多色成型パーツとデカールで簡単にキットを組み上げる事が可能です。
対するRGはフィギュア作りと同様に機体の芯の部分、フレームに肉付けする事でよりリアルな動きを可能にしたのが特徴だと言えるでしょう。
もちろん未塗装で高いクオリティに仕上がる事ができ、キットとして30年の歳月を感じるものとなりました。
まとめ
「HG」は初心者にも簡単に好きな機体を綺麗に組み上げる事ができるのを念頭においたキットだと言っていいでしょう。
ラインナップも主役機がメインでプラモデルの世界に入りやすくする意図が感じられます。
「RG」はガンプラの進化を内外に見せつけたキットであり、フレームから外装の肉付けをするのをはじめ、設定書に可能な限り忠実な作りが念頭に置かれたものだと言っていいでしょう。