この記事では、「骨盤を立てる」と「反り腰」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「骨盤を立てる」とは?
骨盤を左右に偏るように座らず、体重が均等にかかるように座ることを「骨盤を立てる」【こつばんをたてる】といいます。
肩が左右どちらかに傾けたり、片方の腕を机に置いた体勢になると腰に重心がかかり、骨盤がきれいな状態で立たないのです。
このことで腰を痛めてしまい、腰痛の原因となってしまいます。
そのため、地面に対して左右の骨盤の高さが水平になるように座ったり、左右の坐骨に体重を均等に置くようにのせることが重要です。
また、恥骨と上前腸骨棘【じょうぜんちょうこつきょく】を描く線が、座る位置と垂直になるように腰をおろします。
「反り腰」とは?
正しく骨盤を立てて座らないと「反り腰」【そりこし】になってしまいます。
お尻が出っ張ったように骨盤が前に傾いたままで長時間座っていると不良姿勢になり、「反り腰」になりやすいのです。
自分では悪い姿勢とは思っていない状態に見えるため、そのままの姿勢で長時間座ってしまい、腰を痛める原因になってしまいます。
このような姿勢のままでいるとお腹が出っ張ったり、首や肩が痛くなるといった原因にもなってしまうのです。
「骨盤を立てる」と「反り腰」の違い
「骨盤を立てる」と「反り腰」の違いを、分かりやすく解説します。
腸骨に意識させて、地面と水平になるように座り、左右に傾けて体重をかけないことが「骨盤を立てる」ときは大事なことです。
また、お腹の横にまである上前腸骨棘と地面が水平になるよう坐骨が左右に乗るように座ります。
もう一方の「反り腰」の原因は、前に傾けて骨盤を置いて椅子に座ることです。
浅く椅子に座った状態で、腰から頭を後ろに反らしてパソコンを見たり、机に両腕をついた状態で背中を後方に反らせて座るのも「反り腰」の原因となります。
まとめ
長い時間誤った状態でずっと座っていると腰痛の原因になるだけでなく、肩や首に力が入ってしまい、こりや痺れといった症状を起こしやすくなるので、正しい骨盤の置き方に注意して座りましょう。