エレキギターなどを演奏する人は、ギターを音が出るアンプに繋ぐためにつかうものを「シールド」と言います。
それでは、この「シールド」とはどういう意味でしょうか。
また、「ケーブル」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「シールド」と「ケーブル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シールド」とは?
「シールド」とは、一般的には楽器をアンプに接続するために使用する動線などを導体被覆で覆ったもののことを指すものです。
本来は、外の電磁波などから心線を守る役割のその被覆のことを「シールド」と呼ぶことからケーブル自体のことを「シールド」と呼ぶようになりました。
「ケーブル」とは?
「ケーブル」とは、英語の「cable」をカタカナ表記したもので、一般的には細長い形状のなにかを繋げる役割を果たす器具のことを指す言葉です。
世の中には多くの「ケーブル」と呼ばれるものがたくさんありますが、身の回りでよく見るものとしては、電源ケーブル、充電ケーブル、LANケーブル、HDMIケーブル、RCAケーブル、MIDIケーブルなどがあります。
「シールド」と「ケーブル」の違い
「シールド」と「ケーブル」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、実はギターをアンプに繋げるために使われるものとしては全く同じです。
もともkと「ケーブル」というものは細長い紐状のもので、なにかを繋げるために使用するもののことなので、このような形状のものの中で、楽器に使われる「ケーブル」を「シールド」と呼称しているにすぎません。
楽器に使われる「シールド」は、その名前の通り、周りにある機器の影響でノイズを拾わないような対策が施されているものなので、その意味では普通の「ケーブル」とは違います。
しかし、楽器用以外の「ケーブル」に関してもスマホ用の充電ケーブルやLANケーブルなども電磁波対策などは施されているので、楽器用だけが特別というわけではありません。
まとめ
この記事では、「シールド」と「ケーブル」の違いを、解説してきました。
「シールド」というのは、和製英語であり、アメリカでは使いません。
しかし、日本でこのような呼び方がポピュラーになったのは、おそらくバンドマンの世界が独特なもので、同じものを指しても別の言い方をすることによってアイデンティティを保っていたことが原因だと考えられます。