この記事では、「アメリカのアップルパイ」と「イギリスのアップルパイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アメリカのアップルパイ」とは?
生のままの林檎【りんご】をパイの上へびっしり並べて焼いたものを「アメリカのアップルパイ」といいます。
感謝祭によく焼かれるパイとして古くから食べられている焼き菓子であり、ほとんどの国民に認知されている食べ物です。
お母さんが子供のために焼いて食べさせる機会が多いことから、「おふくろの味」と言われています。
形状はスクエアやホール、揚げた長方形のものとかなり色々な種類が揃うわけです。
また、生地と同じ素材で作った紐状のものを網目状にして焼くタイプ、アップルフィリングでパイを隠したものと色々と揃います。
「イギリスのアップルパイ」とは?
林檎を鍋に入れて、砂糖と水を加えたらやわらかくなるまで煮込み、パイの上に流すのが「イギリスのアップルパイ」です。
14世紀にはすでに家庭で作られていた焼き菓子であり、見た目はクッキーのように見えます。
林檎の形状や色を強調させるのではなく、あくまでも焼いた菓子として小麦粉の味を楽しむ食べ物です。
底と一番上には小麦粉と卵、砂糖を混ぜた生地で林檎を挟みますが、シナモンの量は少ないのが英国式であり、表面には牛乳を薄く塗り、グラニュー糖を全体的に満遍なくまぶします。
「アメリカのアップルパイ」と「イギリスのアップルパイ」の違い
「アメリカのアップルパイ」と「イギリスのアップルパイ」の違いを、分かりやすく解説します。
ビスケットを細かく手で砕いて生地の上にのせたものや、網目状に焼き色を付けたタイプなど「アメリカのアップルパイ」は多種多様です。
欧州的な「折りパイ」は冷凍パイシートを使ったもので、パリっとした食感が楽しめる薄い生地を何枚も層にして作ったパイになります。
本場のアメリカ式では生地の間に林檎を挟んで焼き上げ、熱いうちに食べる方法が一般的です。
上にアイスクリームやチェダーチーズをのせて食べるのも米国式です。
もう一方の「イギリスのアップルパイ」はたっぷりのシナモンを入れる米国式よりも量は控えめで、牛乳やグラニュー糖を表面の生地に塗ったり、振り掛けるところが違います。
まとめ
アップルパイも国によって作り方や味も異なりますので、料理サイトで作り方を比較したり、食べ比べて違う点を比べてみて実際に作ってみるのもいい発見になるでしょう。