この記事では、「官公庁」と「市役所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「官公庁」とは?
官公庁とは、国や地方公共団体の役所のことをいいます。
官公庁には、都庁や県庁、区役所、市役所、町役場、村役場などがあります。
また、内閣府や国会、中央省庁、裁判所、日本銀行なども含まれます。
官公庁は、官庁と公庁を組み合わせた言葉になります。
官庁は国家の意思決定や表示を担う国家機関のことを指しており、公庁は地方公共団体の役所のことを指しています。
「市役所」とは?
市役所とは官公庁の1つで、市長や市の職員が行政事務を取り扱う役所のことをいいます。
市民の生活をサポートする役割を担っており、戸籍謄本や住民票を発行したり、出生や死亡、結婚、離婚などに関連する手続きを担っていたりします。
また、道路や公園などの管理や整備を担う部署などもありますし、観光を担う部署がある市役所も多いです。
子育て支援や障がい者の支援なども行っています。
市役所の職員は地方公務員で、市が行っている採用試験に合格すれば採用されます。
また、市役所は市に対して置かれている役所なので、東京23区の場合には区役所、村や町の場合には村役場・町役場と呼んでいます。
「官公庁」と「市役所」の違い
官公庁は国や地方の役所で、市役所もその中の1つに含まれています。
市民の暮らしに直結しているのが市役所で、職員はその地域に暮らす人々と接する機会が多いです。
官公庁には内閣や国会、中央省庁なども含まれています。
また、市役所は市に置かれている役所なので、町や村、東京23区などに置かれている役所は該当しません。
官公庁にはこれらの役所も全て含まれます。
市役所で働く人の多くは地方公務員ですが、官公庁で働く職員には国家公務員と地方公務員がいます。
まとめ
市役所は官公庁の1つです。
官公庁には市役所だけではなく、都庁や県庁、町役場、村役場、国会、内閣府、中央省庁、裁判所、日本銀行など幅広く含まれています。