どっちが美味しいコブシメとコウイカ?
この記事では、「コブシメ」と「コウイカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コブシメ」とは?
コウイカ目コウイカ科コウイカ属に属するコウイカの仲間ではあるもの別品種になるいわゆる亜種だと言っていいでしょう。
近年エギングの認知度が上がった事でその認知度は上がりましたが、元々沖縄ではポピュラーなイカのため、リゾートホテルのバーベキューや漁師兼業の民宿では夕飯に登場する事も多く見られます。
その実高級魚にあたるため、街中の海鮮レストランやミドルクラスの旅館ではまずお目にかかれないと言っていいでしょう。
一杯5000円以上が相場で語源は沖縄の言葉「クブシミ」が変化したものでした。
「コウイカ」とは?
背中側にしっかりとした流錐形の甲を持っているのが特徴的。
弓道場が独特の臭みを放っているのは滑り止めにイカ粉を使っているためです。
そしてその粉末は同種の甲を使ったもの。
その他にもインコや文鳥のカルシウム補給に使われたりと需要があります。
コウイカという分類はあるものコウイカ属に関しては未整理の場合があるため、系統立てられるのはまだ先の事と言えるでしょう。
日本中部から以南、関東以西に生息域を持っています。
「コブシメ」と「コウイカ」の違い
「コブシメ」と「コウイカ」の違いを、分かりやすく解説します。
前述した通り同じコウイカ類ではありますが、コウイカ属はまだまだ系統立って整理されていないため、甲を持っている以外の生態は大きく違うのが特徴だといえるでしょう。
まず基本的にサイズがコウイカは20センチそこそこなのに対して、コブシメは50センチものサイズになる高級魚にあたります。
前述した使い方に挙げた通り、甲は石灰質で粉末にされます。
よって産卵期以外のコウイカはひと山なんぼ、一キロあたり2000円程度が相場になります。
またコブシメは珊瑚礁帯に住んでいるのに対して、コウイカは底生で砂地や砂利地を好むのが特徴的だと言っていいでしょう。
まとめ
コウイカ類は120種類以上が存在していますが、その下のコウイカ属が未整理で系統だっていないため、大きく生態が違うものも存在しているのが事実です。
コブシメがコウイカの亜種なのは現状間違いありません。
ただし生息域、大きさ、人間との関わり方など亜種ながら違った点を多数持っています。