この記事では、「ココア」と「ココアパウダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ココア」とは?
「ココア」とは原料である「カカオ豆」や、それを加工したものを指しています。
そして、「カカオ」と「ココア」は同じもので、「カカオ」の別名が「ココア」になります。
「カカオ」はアオイ科カカオ属に分類されている常緑小高木です。
中南米の熱帯雨林地域が原産で、樹高は5m〜10mくらいあります。
「カカオ」は白っぽい5弁花の花が咲きます。
「カカオポッド」と呼ばれる果実の中に、20〜60個ほどの種子が入っています。
この「カカオ」の種子が「カカオ豆」と呼ばれ、「ココア」や「チョコレート」の原料になっています。
さらに、「カカオ」の学名は「Theobroma cacao」ですが、「Theobroma」はギリシア語で「神の食べ物」を意味しています。
「ココアパウダー」とは?
「ココアパウダー」とは、原料である「カカオ豆」を加工したもので、「純ココア」と「調整ココア」があります。
「調整ココア」には、糖類や乳製品などが含まれているもので、「純ココア」はそれらが含まれていないものを言います。
「ココア」と「ココアパウダー」の違い
「ココア」と「ココアパウダー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ココア」は原料の「カカオ豆」、またはそれを加工したものを表しています。
そのため、「ココアパウダー」は「ココア」に含まれます。
「ココア」と「ココアパウダー」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「ココア」は「cocoa」、「カカオ」は「cacao」の英語表記になります。
そして、「ココアパウダー」は「純ココア」、「カカオパウダー」、「ピュアココア」などと呼ばれることもあります。
さらに、「ココアパウダー」は英語で「cocoa powder」と表記します。
今回は「ココア」と「ココアパウダー」の意味や違いなどについて述べてきました。
「ココア」と「ココアパウダー」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。