ギリシア神話の神々の名前はどれも有名で、何かの名前に使われているものもたくさんあります。
その中で戦いの女神「アテナ」と言えばギリシアの首都「アテネ」にも名前が残っています。
それでは、この「アテナ」とはどういう意味でしょうか。
また、「ミネルヴァ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「アテナ」と「ミネルヴァ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アテナ」とは?
「アテナ」とは、古代ギリシア神話に登場する、の女神の名前です。
知恵と工芸、戦略の神としてギリシアの城塞都市の神殿に祀られていました。
ゼウスの子供として認識されており、予言を恐れて母を飲み込んだゼウスの頭から生まれたという逸話も残っています。
「ミネルヴァ」とは?
「ミネルヴァ」とは、古代ローマ神話に登場する、の女神の名前です。
音楽、医学、知恵などを司る女神であるため、カリフォルニア大学バークレー校などの多くの大学や学校において紋章として採用されています。
「アテナ」の性格を引き継いで戦争の女神という側面も持っています。
「アテナ」と「ミネルヴァ」の違い
「アテナ」と「ミネルヴァ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、ヨーロッパの生活に根付いている文化的なバックグラウンドとしての神話の女神の名前であることは同じです。
違うのはどの神話かということです。
それは前述のように「アテナ」はギリシア神話で、「ミネルヴァ」はローマ神話です。
女神としての性格などはだいたい似たようなものです。
そもそもローマ神話自体がギリシア神話をベースにして誕生したものなので、それぞれに対応するものがあるのは当然です。
例えばギリシア神話、ローマ神話の順に対応するものを列挙すると「ゼウス」と「ユピテル」、「ヘラ」と「ユーノー」、「アフロディーテ」と「ヴィーナス」、などのようにほとんどの神が両方に対応した神が存在します。
まとめ
この記事では、「アテナ」と「ミネルヴァ」の違いを、解説してきました。
この機会にギリシア神話とローマ神話の神々の名前を比較してみるのも楽しいでしょう。