この記事では、「原動機」と「エンジン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「原動機」とは?
自然界にある風、水といったものを人間の生活で使う原動力にするために使うものを「原動機」【げんどうき】といいます。
例えば、川の水の流れを利用して風車を回せば臼が何度も回り、穴に入れた蕎麦の実が砕かれて粉になるのです。
また、水車の力で水を広範囲に引き込み、チューリップといった花を鮮やかに咲かせては市場に出し、収益をもたらす商品になります。
空気圧や油圧を発生させるためには1次原動機を必要とし、この2つの圧を動力源になるために使うものを2次原動機というわけです。
「エンジン」とは?
自動車を走行させるために取り付けられている装置を「エンジン」といいます。
この原動機がなければエンジンを動かせないため、鍵を入れても回せず、タイヤも動きません。
自動車は混合ガスによってピストン運動してクランクが推進軸を回して走行できるようにしますが、その機能に必要な力を出すための処置装置を「エンジン」というのです。
それも機械的なエネルギーにして、何時間でも使えるよう持続的に変換するのが役目になります。
エネルギーとして動かすためにはガソリンといった燃料が必要になり、無くなればまた補う必要があるわけです。
「原動機」と「エンジン」の違い
自然界にある水や風を利用して、力学的エネルギーにするものを「原動機」といいます。
いかに自然エネルギーを効率良く運動エネルギーにして活用できるか、地形や気温といったものを調べて設置する装置を指すのです。
主に、電気にするため変換する装置や、ピストン運動するために動いて力にする機械を指します。
例としては、草刈り機の刃を回転させたり、自動でペダルを動かすために「原動機」を取り付けて動かすわけです。
もう一方の「エンジン」は、機械的なエネルギーを作り出すため持続的に動かす装置を指し、動作させるためにはガソリンを補う必要になります。
対して、「原動機」はモーターを回転運動させるため電気で動かして変換させ、動かす機械を指すものです。
まとめ
力を生み出すために使うものを2つご紹介しましたが、使い方や形状に違いがありますので、資料や企業の公式HPなどで機能や性能について調べてみましょう。