この記事では、「ローゼル」と「ハイビスカス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ローゼル」とは?
「ローゼル」とは、アオイ科フヨウ属に分類されている多年生の低木のことを言います。
寒さに弱いので、日本では一年生です。
世界の熱帯地域に分布し、高さは2〜3mです。
開花時期は9月〜11月頃で、5弁花の薄い黄色や赤色を帯びた花が咲きます。
花の中心部分は暗い赤色です。
また、10月〜12月頃に蒴果の赤色の実がなります。
果実は食用に、茎は繊維として、葉は野菜として利用されています。
他にも、生け花やドライフラワー、薬用などにも使用されています。
「ハイビスカス」とは?
「ハイビスカス」とは、アオイ科フヨウ属に属している常緑低木、または小低木の総称を表しています。
代表的な種としては、「ブッソウゲ(仏桑花)」があります。
「ハイビスカス」は「ハワイアンハイビスカス」、「オールドタイプ」、「コーラル」の園芸品種の系統に分けることができます。
また、「ハイビスカス」はハワイの花でもあります。
「ハイビスカス」の開花時期は5月〜10月頃ですが、熱帯地域では一年中花が咲いています。
そして、「ハイビスカス」は朝、花が咲いて、夕方しぼむ一日花です。
「ローゼル」と「ハイビスカス」の違い
「ローゼル」と「ハイビスカス」の違いを、分かりやすく解説します。
「ローゼル」は「ハイビスカス」の一種になります。
ハイビスカスティーとして、飲用されているのは「ローゼル」です。
「ハイビスカス」は「ハワイアンハイビスカス」が主流で、観賞用に利用されています。
「ローゼル」と「ハイビスカス」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「ローゼル」の別称には、「ローゼルソウ」、「ローゼリソウ」、「ロゼリソウ」などがあります。
また、「ローゼル」の英語表記は「Roselle」になります。
そして、「ハイビスカス」はハワイ語で「アロアロ」と呼ばれています。
さらに、「ハイビスカス」は英語で「China rose」、「rose mallow」などと表記します。
今回は「ローゼル」と「ハイビスカス」の意味や違いなどについて述べてきました。
「ローゼル」と「ハイビスカス」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。