この記事では、「ロックフォール」と「ゴルゴンゾーラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロックフォール」とは?
「ロックフォール」とは、フランス産のブルーチーズです。
「ロックフォール」はフランス最古のチーズとも言われており、ヒツジの乳である羊乳を原料としているのが特徴です。
フランス南部アヴェロン県にあるロックフォール=シュル=スールゾン村の地下洞窟内に大麦と小麦の粉で作ったパンを置き、繁殖させたアオカビにより熟成されたチーズになります。
定かではありませんが、言い伝えによれば、数千年前に羊飼いがロックフォール=シュル=スールゾン村にあった洞窟へ置き忘れたチーズにアオカビが付着したことが「ロックフォール」の始まりなのだそうです。
ちなみに、現在でもロックフォール=シュル=スールゾン村にある洞窟、及びその洞窟で採取されたアオカビを使って熟成させたものでないと「ロックフォール」として販売できないようになっています。
「ゴルゴンゾーラ」とは?
「ゴルゴンゾーラ」とは、イタリア産のブルーチーズです。
イタリアのロンバルディア州、及びピエモンテ州の地域で生産されており、独特の刺激臭を持つのが特徴です。
名称はミラノ県にあるゴルゴンゾーラに由来しますが、現在この地域で「ゴルゴンゾーラ」は作られていないそうです。
牛乳やスイギュウ、ヤギの乳から作られるチーズ「カード」とアオカビを交互に重ねて作られるため、断面にはアオカビの筋が入っています。
「ゴルゴンゾーラ」には大きく2種類あり、ミルクの甘味がわずかに残っているクリーミーなものは「ドルチェ」、アオカビが多く辛味が強いものは「ピッカンテ」として区別されています。
「ロックフォール」と「ゴルゴンゾーラ」の違い
「ロックフォール」はフランスの代表的なブルーチーズです。
対して、「ゴルゴンゾーラ」はイタリアの代表的なブルーチーズになります。
まとめ
「ロックフォール」と「ゴルゴンゾーラ」はどちらもブルーチーズの一種ですが、フランス産かイタリア産という点に主な違いがありました。