この記事では、「ドム」と「リックドム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドム」とは?
「ドム」とは、ガンダムシリーズの1つ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツです。
ジオン公国軍が開発した陸戦用量産型モビルスーツであり、十字の頭部モノアイカメラと重厚感のあるボディを持ちます。
「ドム」最大の特徴は脚部熱核ジェットエンジンによるホバリング走行を可能にした点です。
この技術により、本気は重装甲でありながら、当時では桁外れの機動力を獲得することに成功しました。
メイン武装には高火力を誇る360ミリロケット砲「ジャイアントバズ」を装備し、機動力、防御力、攻撃力の3つを兼ね備えたモビルスーツとしてジオン公国軍の主力機となっていったのです。
テレビアニメ「機動戦士ガンダム」では、ジオン公国軍エースパイロット、ガイア、オルテガ、マッシュから成る「黒い三連星」が駆る機体として登場しました。
3機による連携攻撃「ジェットストリームアタック」は主人公アムロとガンダムを大いに苦しめます。
スカートを履いたようなシルエットから地球連邦軍側から「スカートつき」とも呼ばれました。
ちなみに、「ドム」のホバー走行の裏話としては、足を動かさないホバー走行という設定にすれば作画枚数が減らせるというアニメ制作側の意向が影響していたそうです。
「リックドム」とは?
「リックドム」とは、ガンダムシリーズの1つ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツです。
先述した陸戦用量産型モビルスーツ「ドム」を宇宙用に改修した機体であり、名称の「リック」は宇宙用を表しています。
「ドム」の熱核ジェットエンジンを大気が存在しない宇宙空間でも運用できるように熱核ロケットエンジンへと換装した機体です。
地上戦にて圧倒的な機動力を誇った「ドム」でしたが、かたや「リックドム」は宇宙戦でその機動力を発揮することができなかったようです。
劇中では、ニュータイプとして覚醒したアムロの力量も相まって、戦闘開始からあっという間に12機撃墜されてしまいました。
「ドム」と「リックドム」の違い
「ドム」と「リックドム」の違いを、分かりやすく解説します。
ジオン公国軍の陸戦用量産型モビルスーツが「ドム」であり、その「ドム」を宇宙用に改修したモビルスーツが「リックドム」ということでした。
まとめ
「ドム」は陸戦用の機体、「リックドム」宇宙用の機体ということでした。