アメリカの西部劇などを見ているとカウボーイが首に「バンダナ」を巻いているのをよく見ます。
それでは、この「バンダナ」とはどういう意味でしょうか。
また、「ハンカチ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「バンダナ」と「ハンカチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バンダナ」とは?
「バンダナ」とは、ヒンディー語で、絞り染めという意味の「バンドゥヌ」から来た「 bandana」をカタカナ表記したもので、首や頭に巻く布のことを言います。
インドの絞り染めの布がヨーロッパに伝わり、スペインがメキシコを植民地にしていたときに労働者たちが襟の無いシャツを来ていたため日焼けを防ぐために首に巻いたのがカウボーイにも伝わったものです。
「ハンカチ」とは?
「ハンカチ」とは、英語の「handkerchiefs」をカタカナ表記したもので、一般的には 40cmくらいの正方形のコットンなどでできた布のことを表す言葉です。
汗を拭いたり、手を洗った後に拭き取ったりするために使用されることが多く、場合によっては胸ポケットに入れてアクセントにします。
紀元前のエジプトにすでにあったという発見もあるように、特にヨーロッパの人々にとっては昔から親しみのあるものです。
「バンダナ」と「ハンカチ」の違い
「バンダナ」と「ハンカチ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、一般的には綿なので作られた四角い布であることは同じで、小物の分類としては「カーチフ」と呼ばれる小型の布であるという部分も同じです。
しかし、そもそも起源が違い、そのため使用方法が違います。
それぞれの起源としては、すでに説明したように、紀元前から汗などを拭くために使われていた「ハンカチ」とメキシコで日焼け防止のために使われ始めた「バンダナ」なので、基本的な用途はその時と変わっていません。
ただ、常時携帯している「ハンカチ」を胸ポケットから覗かせることや、日焼けに関係なく髪の毛や頭にも巻くようになった「バンダナ」は両方ともファッションにも使われるようになっています。
まとめ
この記事では、「バンダナ」と「ハンカチ」の違いを、解説してきました。
昭和の時代にはフォークソングとともに、「バンダナ」を首や頭に巻いている人たちが大量に現れました。
今では、あまり見なくなってしまいましたが、伝統的なものなので、今後はまたブームになることもあるでしょう。