この記事では、「お化け」と「化け物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お化け」とは?
この言葉の主な意味は3つです。
1つめは妖怪です。
キツネやタヌキが化けたもの、動植物や無生物が人のような形をとって現れたもの、不気味なものを意味します。
2つめは、死人が生きていたころのような姿で現れたものです。
目に見えているように感じますが、触ることはできません。
生きていたころのような姿とは、亡くなる少し前の様子のこともあれば、もっと若いころの様子のこともあります。
恐ろしく感じる場合に、このような呼び方をすることが多いです。
3つめは、普通よりもはるかに程度を超えて大きいもの、普通とは違う怪しい形をしたものです。
「化け物」とは?
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、動植物や無生物が人のような形で現れたもの、ろくろ首や小豆洗いなどの怪しい姿をしたものです。
妖怪とも呼ばれることもあります。
もう一つの意味は、普通の人とはかけ離れた性質や能力を持つ人です。
100m走の世界記録は、2023年の時点で9秒58です。
これは普通の人よりも速く走れる能力といえますが、もっと速く100mを8秒で走れる人が現れたとします。
普通とはかけ離れた能力です。
このようなさまを意味します。
一般的な人と比較して、はるかに程度が越えている場合をいいます。
悪い意味もよい意味もない言葉です。
「お化け」と「化け物」の違い
「お化け」と「化け物」の違いを、分かりやすく解説します。
動植物や無生物が人のような形をとったもの、妖怪という意味が同じです。
意味は同じですが、かわいらしいものには「お化け」という言い方のほうが使われる傾向があります。
また、亡くなった人がこの世に現れたものは「お化け」といいます。
亡くなった人が親しい人の場合は化け物」とはあまりいいません。
また、「化け物」には、普通とはかけ離れた性質や能力を持つ人という意味もあります。
この意味は「お化け」にはありません。
まとめ
妖怪という意味が同じです。
どちらにもその他の意味があり、その点が異なります。