この記事では、「秀才」と「俊才」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「秀才」とは？
学業の面でいい成績を出す頭の良い人を「秀才」【しゅうさい】といいます。
「あの人は秀才だ」というように、クラスの中でも飛びぬけて点数が良い者を指すのです。
数学だけではなく、国語や理科といった違う科目でも良い点数がとれる人は周囲を驚かせ、尊敬されます。
それだけ何をやらせてもできてしまうのも、記憶力が驚くほど良い人を指すわけです。
「俊才」とは？
勉強ができるだけでなく、人が難しいと思う分野でもずば抜けた才知を発揮する人を「俊才」【しゅんさい】といいます。
例えば、学問ができるだけでなく、柔道でも負けないといった人はまさに周囲を圧倒させる「俊才」になるのです。
とくに、並外れた才能を惜しげもなく見せ付ける人は人々から羨望の眼差しで見られる対象になります。
「秀才」と「俊才」の違い
「秀才」と「俊才」の違いを、分かりやすく解説します。
学年で上位に君臨するほど学問の面で高い点数を叩き出す人を「秀才」といいます。
このように、頭が良い人は生徒会長に選ばれたり、生徒から慕われるのです。
天才とも呼べる人を指す褒め言葉であり、「秀才」と言われる者は有名大学に進学する人生を歩みます。
もう一方の「俊才」は凡人にはない飛びぬけた才能を持ち、驚くほどの結果を出して人々を驚かせるのです。
将来はその道で立派な功績を出すのではないかと思うほど才能を持ち合わせている人を指します。
「秀才」の例文
・『秀才は、難しい外国語を習得して外国人と楽しく会話ができる』
・『数学ができる秀才の友人は、東京大学に進学して教授になった』
「俊才」の例文
・『小学生の息子は、すでに中学の問題をすべて解ける俊才だった』
・『妹はお琴で難しい楽曲が弾ける俊才で、演奏家になる夢を持つ』
まとめ
どちらも「才」がつく漢字ですが、学問で優秀な成績を出す人は「秀才」といい、「俊才」は勉強だけでなく、ある分野で飛び抜けた才能を発揮する者を指すと覚えておくといいでしょう。
