「申します」と「申し上げます」の違いとは?分かりやすく解釈

「申します」と「申し上げます」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「申します」「申し上げます」の違いを分かりやすく説明していきます。

「申します」とは?

「申します」の意味は以下の通りです。

1つ目は「言う」の謙譲語という意味です。

2つ目は、「言う」を丁寧にして、「そうなっている」という意味です。

3つ目は「お・ご」に付き、自分の動作をへりくだる意味です。


「申します」の言葉の使い方

「申します」はビジネス用語だけではなく、日常でもよく使われます。

「申し」「言う」の謙譲語「申す」の連用形、「ます」は丁寧語、「申します」「言います」の謙譲語になります。

現在ではへりくだる意味の丁寧語として「佐藤と申します」「一口に〇〇と申しましても」などと使われることもあります。


「申し上げます」とは?

「申し上げます」の意味は以下の通りです。

1つ目は「言う」のより丁寧な謙譲語で「うやうやしく言う」という意味です。

2つ目は「お・ご〜申し上げます」として、その行為の対象をうやまう意味の語です。

「申し上げます」の言葉の使い方

「申し上げます」はビジネス用語だけではなく、日常でも使われます。

「申し」「言う」の謙譲語、「上げ」は動詞「上げる」の連用形で「高い位置に移す」から転じて「自分をへりくだる」という意味、「ます」は丁寧語、「申し上げます」で、「うやうやしく言う」「うやうやしく〜する」になります。

「申します」と「申し上げます」の違い

「申します」「言う」の謙譲表現です。

「申し上げます」「うやうやしく言う」「うやうやしく〜する」の謙譲表現です。

「申します」の例文

「申します」の例文は以下の通りです。

・『はじめまして、〇〇と申します』
・『率直に申しますと、非常に困難な状況です』

「申し上げます」の例文

「申し上げます」の例文は以下の通りです。

・『注意事項を申し上げます』
・『このたびはお悔やみ申し上げます』

まとめ

今回は「申します」「申し上げます」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。