この記事では、「楽しむ」と「ふざける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「楽しむ」とは?
「楽しむ」は「たのしむ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「満ち足りていると感じて愉快な気持ちになること」という意味です。
2つ目は「好きなことをして満足感を得る」という意味です。
3つ目は「将来を期待して心待ちにする」という意味です。
「楽しむ」の言葉の使い方
「楽しむ」は動詞として「楽しむ・楽しんだ」と使われ、形容詞形は「楽しい」、名詞形は「楽しみ」「楽しさ」です。
「楽しい」の語源は「手伸舞(たのしまう)」「手伸し(たのし)」という言葉で、「人が愉快だと感じた時に、手を伸ばして喜び舞うこと」という意味です。
「楽」という漢字は、「飾りをつけた楽器の象形」で、「音楽を奏でる」から転じて「満ち足りて愉快な気持ちになること」という意味で使われる様になりました。
「ふざける」とは?
「ふざける」は、「たわむれたり騒いだり、不謹慎な言動をすること」という意味です。
「ふざける」の言葉の使い方
「ふざける」は動詞として「ふざける・ふざけた」と使われたり、副詞として「ふざけて転んだ」などと使われたり、名詞として「悪ふざけ」などと使われます。
「ふざける」の語源は「ほざく」という言葉で、「くだらないことや不適切なことを言うこと」という意味です。
「ほざく」が「ほざける」になり、「ふざける」に変化しました。
ちなみに、漢字の「巫山戯る」は当て字です。
「楽しむ」と「ふざける」の違い
「楽しむ」は「満ち足りて愉快な気持ちになること」です。
「ふざける」は「たわむれたり騒いだり、不謹慎な言動をすること」です。
「楽しむ」の例文
「楽しむ」の例文は以下の通りです。
・『今は独身生活を楽しむ』
・『休日はドライブを楽しむ』
「ふざける」の例文
「ふざける」の例文は以下の通りです。
・『ふざけて足を滑らせ池に落ちる』
・『葬儀の場でふざけるな』
まとめ
今回は「楽しむ」と「ふざける」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。