「コツコツ」と「黙々」の違いとは?分かりやすく解釈

「コツコツ」と「黙々」の違いとは?違い

「コツコツ」「黙々」は何の違いで使い分ければいいのでしょうか。

今回は、「コツコツ」「黙々」の違いを解説します。

「コツコツ」とは?

「コツコツ」とは、「物事を少しずつ進めるさま」を表す言葉です。


「コツコツ」の使い方

物事を一度に大きく進めるのではなく少しずつではあるが確実に進めていく様子を表します。

大きな成果を目指して小さなことを積み重ねていく地道な行動を指し、基本的には歩みは遅いが堅実な態度を肯定的に評価する意味合いで用いられる表現です。

働きが地道で一度に大きな成果は期待できませんが時間をかければ積み重ねの成果が確実に得られます。


「黙々」とは?

「黙々」とは、「余計なことを話さず集中して物事に取り組むさま」を表す言葉です。

「黙々」の使い方

「黙々」「黙」には「話さない」という意味があります。

人は集中すればするほど余計なことを話さなくなります。

「黙々」とは話をすることなく一つのことに集中して取り組む様子を表す言葉です。

一般的には真面目に取り組む態度を指す言葉として使われる表現ですが余計な話をしない態度を表す言葉なので話をするべき場所で黙り込むことではありません。

「コツコツ」と「黙々」の違い

「コツコツ」「黙々」はどちらも堅実で真面目な様子を表す時に使う表現です。

「コツコツ」は少しずつ物事を進めていく堅実な進め方を表しているのに対し「黙々」は余計な話をせずに取り組む集中した姿勢を表しているという違いがあります。

「コツコツ」の例文

・『少しずつコツコツ進めていく』
・『コツコツ貯めた貯金が100万円を超えた』
・『コツコツ進めていくのが結局のところ一番の近道だ』
・『コツコツやるよりも一か八かにかけるほうが性に合っている』

「黙々」の例文

・『黙々と作業に取り組む』
・『終わるまで黙々と仕事に励んだ』
・『不満の声を上げることもなく黙々と役割をこなす』
・『黙々と作業をこなしていたが心の中は疑問でいっぱいだった』

まとめ

「コツコツ」「黙々」は尺度の基準が異なります。

どんな様子を表しているのかに着目して使い分けましょう。

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