この記事では、「我欲を捨てる」と「欲を捨てる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「我欲を捨てる」とは?
自分の心の中に芽生える欲を自らの決断で捨てて、前を向いて生きるといった意味で使われているのが「我欲を捨てる」【がよくをすてる】です。
我侭な欲望を持っている状態では物事を前向きに見れないばかりか、ときに人を傷つけたり、嫌われて孤立する状況に陥り、孤立するといった結果になってしまうので注意が必要という意味で使われています。
「欲を捨てる」とは?
性欲や金欲といった人間が持つ欲をいつまでも持つ状態ではお金を失い、人間を裏切るといった問題が起きる恐れがあるので、きっぱり捨てようと考えることを「欲を捨てる」【よくをすてる】といいます。
悪い意味を含む「欲」が強く出る状態に陥ると人はお金を盗んだり、性格が悪くなったりするので、そうなる前に自ら胸を当てて悪い欲を捨てる気持ちを持つことが大切なのです。
「我欲を捨てる」と「欲を捨てる」の違い
「我欲を捨てる」と「欲を捨てる」の違いを、分かりやすく解説します。
人とうまく付き合うためにも勝手な欲は持たないようにすることを「我欲を捨てる」といいます。
我欲を持たないようにすれば酷く悩んだり、焦って戸惑うといった問題にぶつからなくなるでしょう。
もう一方の「欲を捨てる」は人生にとって不要に感じる欲は捨てた方が楽になり、明るく、前向きに生きられるといった違いがあります。
「我欲を捨てる」の例文
・『結婚するので、我欲を捨てて家族が幸せになるように努めた』
・『我欲を捨てるには人と積極的に交流し、物を共有したい』
「我を捨てる」の例文
・『我を捨てれば他人の幸福を心から祝福し、人に優しくなれる』
・『会社に貢献するためいい仕事しようと恋愛という我を捨てた』
まとめ
己の欲に焦点を当てた言葉ですが、どのような場面でどちらを使えばいいか使い分けて、何を捨てればいいか自分なりに考えてみましょう。