「通して」と「介して」の違いとは?分かりやすく解釈

「通して」と「介して」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「通して」「介して」の違いを分かりやすく説明していきます。

「通して」とは?

「通して」とはなにかの仲立ちを受けたことなにかに間に立ってもらったことを指す言葉です。

知人に人を紹介してもらった場合その知人が間に立って仲立ちしてもらったので、知人を「通して」知り合った人という風に使います。

また「通して」は仲立ちしてもらったこと以外にも、物事の全体にわたって何かをしてもらったことを表現する使い方もある言葉です。

ビジネスシーンなどでも普通に使える言葉ですが、それほど丁寧な言葉遣いというわけではありません。


「介して」とは?

「介して」とはなにかに仲立ちをしてもらったり仲介してもらったことを指す言葉です。

その点では「通して」と同じ意味を持っており、硬い表現をしたい場合には「通して」を言い換える形で使われることも少なからずあります。

また介という字は心にかけるという意味もあることから「介して」は何かを気にかけるという意味でも使われることもある言葉です。

その場合は意に「介して」という形で使われます。


「通して」と「介して」の違い

「通して」「介して」の違いを、分かりやすく解説します。

なにかの仲立ちを受けたことを指す一般的な言い方が「通して」で、なにかの仲立ちを受けたことを指す多少固い言い方が「介して」です。

また「通して」にはそれ以外にも全体にわたってというような意味の使い方があります。

それに対して「介して」は気にかけるという別の意味の使い方がある言葉です。

まとめ

仲立ちや仲介を受けたことを指すという意味の言葉としては、「通して」「介して」には日常的で一般的に使える言葉か少し硬い表現か程度の差しかないと言えるでしょう。

言葉としての違いとしては「通して」は全体に渡ってという意味があるのに対し、「介して」は気にかけるという意味があるというのが両者の違いになっています。