「請け負う」と「引き受ける」の違いとは?分かりやすく解釈

「請け負う」と「引き受ける」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「請け負う」「引き受ける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「請け負う」とは?

「請け負う」「うけおう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「期限や報酬を取り決めた上で、仕事を担うこと」という意味です。

2つ目は「責任を持ってその役割を担うこと」という意味です。


「請け負う」の言葉の使い方

「請け負う」は動詞として「請け負う・請け負った」と使われることが多くなります。

「請け+負う」で成り立っている語で、「請け」は動詞「請ける」の連用形で「仕事や注文、依頼などを受けること」という意味、「負う」「責任を持ってこうむる」という意味、「請け負う」「仕事や依頼などを責任持って担うこと」になります。


「引き受ける」とは?

「引き受ける」「ひきうける」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「責任を持ってその担当となること」という意味です。

2つ目は「後を継いでする」という意味です。

3つ目は「保証人となる」という意味です。

「引き受ける」の言葉の使い方

「引き受ける」は動詞として「引き受ける・引き受けた」と使われたり、名詞として「仕事の引き受け」などと使われます。

「引き+受け」で成り立っている語で、「引き」は動詞「引く」の連用形で「手前にたぐり寄せる」という意味、「受ける」「自分に向けられた行為・働きかけに対処して応じる」という意味、「引き受ける」「自分への依頼や働きかけを取り入れて応じること」になります。

「請け負う」と「引き受ける」の違い

「請け負う」「仕事や依頼などを責任持って担うこと」です。

「引き受ける」「自分への依頼や働きかけを取り入れて応じること」です。

「請け負う」の例文

「請け負う」の例文は以下の通りです。

・『10万円の仕事を請け負う』
・『彼はチームの優勝を請け負った』
・『明日が期限の仕事を請け負う』

「引き受ける」の例文

「引き受ける」の例文は以下の通りです。

・『PTA役員を引き受ける』
・『彼の仕事を引き受ける』
・『資金の調達を引き受ける』

まとめ

今回は「請け負う」「引き受ける」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。