この記事では、「概ね」と「満足」の違いを分かりやすく説明していきます。
「概ね」とは?
だいたい、という意味になります。
すべてではないけれど大部分は、といった意味です。
たとえば、「概ね回復をしている」という使い方ができます。
ある人が大きなケガをしてしまいました。
入院をしなければならないほどのものです。
入院をして治療に専念した結果、ケガをする前と同じ状態ではありませんが、ほとんどは回復しました。
完全ではないけれど、完全に近い状態です。
その状態を「概ね」を使って表現することができます。
また、概要という意味で使用することもあります。
全体の中の中心となる点まとめたものです。
「満足」とは?
この言葉には3つの意味があります。
1つめは、思う通りで不平不満がないことです。
生活のことで説明をします。
ある人は、自分が理想とする家に住んでいます。
仕事はやりたいことを行っているし、家族がいて家族との仲はよいです。
この生活を送っていて満ち足りています。
そのさまを意味する言葉です。
2つ目の意味は十分であることです。
ある事柄についての説明を求めたとします。
相手はわかりやすく詳しく説明をしてくれました。
説明を受けた側は、この回答で十分だと思っています。
何も不足するところはありません。
このことを「十分な答え」のようにいいます。
3つ目の意味は、数学である条件を満たしていることです。
「概ね」と「満足」の違い
「概ね」と「満足」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はだいたいという意味です。
ほとんどすべてを意味し、「概ね完成している」「概ね知っている」のような使い方をします。
後者は満ち足りていること、十分であることです。
気持ちの面について使うことが少なくありません。
「食事に満足した」「満足できる作品」のような使い方をします。
まとめ
一方はだいたい、もう一方は満ち足りていることで、それぞれの意味は異なります。