「好き」と「お気に入り」は日常会話でよく使用される言葉です。
多くの人は深く考えることなく「好き」と「お気に入り」を使い分けています。
この記事では、「好き」と「お気に入り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「好き」とは?
「好き」は日常的に使用される言葉です。
この言葉は、ある対象に心が惹かれる、ある対象を気にいるとの意味を持ちます。
「韓国アイドルが好き」「トイプードルが好き」「イタリアン料理が好き」「あのブランドの服が好き」または、「あの人の考え方が好き」など、人、動物、物、思想などあらゆる対象に対して、「好き」という表現を用います。
「お気に入り」とは?
「お気に入り」は「気にいる」という動詞に由来する言葉です。
私たちは好みに合うことを「気にいる」と表現します。
つまり「お気に入り」とは自分の好みに合う対象に対して使う言葉です。
「あの俳優がお気に入り」「ここのいちごのパンケーキがお気に入り」または、「お気に入りのカバン」「お気に入りの曲」などです。
「好き」と「お気に入り」の違い
「好き」と「お気に入り」の違いを、分かりやすく解説します。
「好き」と「お気に入り」は同じような意味があります。
しかし「あの人が好き」と「あの人がお気に入り」では、かなりニュアンスが違います。
「あの人が好き」では対象人物と同レベルにいますが、「あの人がお気に入り」では、対象者より上のレベルの上から目線のニュアンスを感じます「あなたが好きです」と「あなたがお気に入りです」では、言われた方では受け取り方が違うはずです。
「好き」と「お気に入り」どちらも英語で「like」と訳せます。
しかし厳密に言えば「お気に入り」は「favorite」の方がしっくりきます。
「好き」の例文
・『スポーツではテニスやスキーが好きです』
・『寒いところより、暖かいところが好きです』
「お気に入り」の例文
・『宝石の中でも特にエメラルドがお気に入りです』
・『お気に入りの服を数点持っていきます』
まとめ
「好き」と「お気に入り」はよく使う言葉です。
しかし使い方を間違えると、相手に失礼になったり、ニュアンスが伝わらないことがあります。
しっかりと意味を理解して使い分けてください。