「代わり」と「替わり」の違いとは?分かりやすく解釈

「代わり」と「替わり」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

「代わり」「替わり」はどちらも「かわり」と読みますがどのような違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「代わり」「替わり」の違いを解説します。

「代わり」とは?

「代わり」とは、「ある役割を別のものがひとまず果たすこと」を意味する言葉です。


「代わり」の使い方

あるものが担っていた役割をそのものに担わせず別のものに担わせて用をなすことを指します。

壊れてしまったり使えなかったり手に入らなかったりなど何らかの理由で本来のものが用意できない時に間に合わせで別のものを使うことを表す言葉です。

一時しのぎで別のものを使っているだけなので本来求めていたものが用意できた場合にはそちらが使用されます。


「替わり」とは?

「替わり」とは、「あるものを別のものに置き換えること」を意味する言葉です。

「替わり」の使い方

何かの目的を果たすためのものをそれまでのものから違うなにかに交換することを表します。

新しいものを採用するさまを表す言葉なので別のものに置き換えたらその後も状態は継続されます、新しい別のものの出現により元々使っていたものが必要なくなる時に使う表現です。

「代わり」と「替わり」の違い

「代わり」「替わり」の違いは「一時的かどうか」です。

壊れたり使えなかったりなど本来のものが使えないため一時的に別のものに役割を果たさせるのが「代わり」、それまでのものをやめ新しいものを役割に据えてこれからずっと用を果たさせるのが「替わり」という違いで区別されます。

「代わり」は置き換えが一時的なものであり将来的に元の状態に戻すことを前提にしていますが「替わり」は新しいものに置き換えて新体制を作ることを意味するので元の状態には戻りません。

「代わり」の例文

・『砂糖がないので代わりにはちみつを使う』
・『急病で来られなくなったので代わりのの人を手配する』

「替わり」の例文

・『退職した前任者の替わりとして新人が配属された』
・『メニューは日替わりだ』

まとめ

「代わり」「替わり」は元に戻るかどうかの違いで区別されます。

間違いやすい表現なのでそれの意味を正しく理解しておきましょう。