「とうとう」と「とおとお」の違いとは?分かりやすく解釈

「とうとう」と「とおとお」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

長い時間を費やした事柄が完了するような時に感慨を込めて使われるのが「とうとう実現しました」のような言葉です。

それでは、この「とうとう」とはどういう意味でしょうか。

また、「とおとお」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「とうとう」「とおとお」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とうとう」とは?

「とうとう」とは、英語の「at last」あるいは「eventually」にあたる日本語の表現で、長い時間や労力、関心、心配などを経て変化した状態のことを表す言葉です。

たとえあ、「とうとう私の番だ」とか「とうとう合格しました」のように気持ちが入った言い方として使用されます。


「とおとお」とは?

「とおとお」とは、前述の「とうとう」の若干の読み方の変化形のように、認識されている場合もありますが、実は存在しない言葉です。

この言葉が出てきた背景には「十日」という言葉が関係しているでしょう。

この「十日」ですが、正しい読みは「とうか」ではなく「とおか」です。

すなわち「十」という感じは「とう」とは読まないということです。


「とうとう」と「とおとお」の違い

「とうとう」「とおとお」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、時間や労力をかけたものが実現するような時に使われる言葉であるとの認識されているケースもありますが、実際には、前述のように「とうとう」という言葉は存在しますが、「とおとお」という言葉は存在しません。

この認識のあやまりが、前述の「とおか」から来ていることは間違いがないでしょう。

結論を明確にしておきますが、「とおとお」という言葉はないので、使用すべきではありません。

まとめ

この記事では、「とうとう」「とおとお」の違いを、解説してきました。

この2つに関しては、別の言葉の読みに引っ張られて誤解してしまう代表の事例です。

しかし、同じような数字の読みの違いから出てきた「十手」の読み「じって」「じゅって」という2つに関しては、どちらも正解だと認定されています。