この記事では、「基調講演」と「回復基調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基調講演」とは?
基調講演は、きちょうこうえんと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、基本的な考えという意味を持つ基調の文字に、大勢の人に対してとある題目に関する話をする事といった意味を所有する講演の文字を付け加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から基調講演とは、基本方針に関して行う講演を示すのです。
「基調講演」の言葉の使い方
基調講演は、基本方針についての講演という意味の言葉として用いられています。
主にシンポジウムや会議等において、大きなテーマに沿って行う講演を表現する際に、この基調講演の言葉が使用されているのです。
「回復基調」とは?
回復基調は、かいふくきちょうと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、悪い状態だったものが元の状態に戻るという意味の回復の漢字に、根底に存在する基本的な傾向等の意味がある基調の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
そのため回復基調は、大きな流れが回復傾向にあるという意味を表します。
「回復基調」の言葉の使い方
回復基調は、物事が回復しつつある状態を表する際に使われる言葉です。
特に低迷していた景気が徐々に良くなって来ている時には、景気が回復基調、といった様にこの言葉を駆使して表現したりします。
「基調講演」と「回復基調」の違い
基調講演と回復基調の漢字表記を見比べれば、講演と回復という漢字の違いがある事に気付けるものです。
所が逆に言えば、基調の漢字が共通していますが、指し示す意味合いには明らかな違いがあります。
なのでそれぞれの言葉の意味を把握しさえすれば、使い分けを上手に行えるのです。
まず基調講演は、基本方針に関する講演を示します。
一方の回復基調は、何らかの大きな流れが回復して来ている事を表すのです。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はあるものの、指し示す意味には相違点が見られます。
ちなみに基調講演は、基本方針についての講演を意味する言葉として用いられているのです。
対する回復基調は、何らかの物事が回復傾向にある、という意味で使われる言葉となっています。