この記事では、「トナカイ」と「カモシカ」の違いを分かりやすく説明します。
トナカイとは?
トナカイとは、シカ科トナカイ属に属する動物です。
アメリカのアラスカ州やカナダ、グリーンランド、ノルウェー、フィンランドなど北極圏に分布しています。
サンタクロースが乗るそりを曳く動物として有名です。
オス・メス共に角があります。
オスの角の方がメスよりも大きく、繁殖期にはオス同士の抗争などに使われます。
また、メスにも角があるのは角で雪を掘ってエサを見つける必要があるからです。
昔から家畜として飼育されており、乳用や食用、毛皮用とされてきました。
また、雪の上も走ることができるので、そりを曳く役割を担ってきたのです。
カモシカとは?
カモシカとは、ウシ科ヤギ亜科カモシカ属に分類される動物です。
ニホンカモシカやスマトラカモシカ、アカカモシカ、タイワンカモシカといった種類がありますが、日本でカモシカというとニホンカモシカのことを指すことが多いです。
ニホンカモシカは日本の固有種で、本州や四国、九州などに分布しています。
カモシカには角がありますが、途中で生え変わることはありません。
トナカイとカモシカの違い
トナカイはシカ科の動物です。
それに対してカモシカは、名前に「シカ」と入っていますがウシ科の動物になります。
トナカイもカモシカもオス・メス共に角がありますが、角の形状には違いがあります。
トナカイのオスの角は大きく、枝分かれしています。
春に角が生え、秋には抜け落ちます。
メスの角はオスよりも小さく、冬に生えて春に抜け落ちます。
カモシカの角はオス・メス共に小さい円錐形をしており、生え変わることはありません。
枝分かれもしないです。
それからトナカイは日本には生息していませんが、カモシカは日本に生息しています。
日本に生息しているのは、ニホンカモシカです。
まとめ
トナカイはシカ科の動物ですが、カモシカはウシ科の動物です。