「サングラス」と「グラサン」はどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「サングラス」と「グラサン」の違いを解説します。
「サングラス」とは?
「サングラス」とは、「色のついたレンズが入ったメガネ」を指す言葉です。
「サングラス」の使い方
太陽の日差しや光の反射など光の刺激から目を守る目的で開発された色つきレンズを使ったメガネのことです。
強い光は目をくらませて前が見えづらくなるだけではなく目にダメージを与えてしまいます。
光による刺激から目を保護する目的で開発されたのが「サングラス」です。
通常は透明なガラスで作るメガネのレンズに黒や茶などの色をつけることで光を通しにくくし明るさを減退させて刺激を低減させ目を守る効果を発揮します。
夏場の日差しが強い時期にまぶしさを避ける目的で身につけるほか、雪面からの照り返しによる目へのダメージを防ぐため雪山登山やウィンタースポーツでは必須の装備です。
元々は目を保護する目的で作られた防御装備の一種でしたが、現在はオシャレや目元を外にさらさず顔を隠すために使われるなど光防御以外の目的で使用されるファッションアイテムの一種として利用されています。
「グラサン」とは?
「グラサン」とは、「サングラスの俗な言い方」です。
「グラサン」の使い方
音楽界や演劇界など芸能界と呼ばれる世界では独特の表現や言い回しを用いる業界用語が存在します。
業界用語のルールの一つとして言葉の前後を入れ替えるというものがあり「銀座」なら「ザギン」、「女」なら「ナオン」と言い換えられます。
「グラサン」は「サングラス」を業界用語風に前後を入れ替え語調を整えるために短縮したスラングの一種です。
「サングラス」と「グラサン」の違い
「サングラス」と「グラサン」はどちらも色つきレンズを使ったメガネを指す言葉です。
「サングラス」が正式に言葉であるのに対し「グラサン」は俗っぽくチャラついた言い方であり正式な場面では使いません。
まとめ
「サングラス」と「グラサン」は同じものを指していますがニュアンスが大きく異なります。
言い方一つで言葉の印象が大きく変わるので場面に合わせてふさわしい言い方を選びましょう。