この記事では、「散布」と「噴霧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「散布」とは?
「散布」は「さんぷ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「とりとめなくまいて広めること」という意味です。
2つ目は「あちこちバラバラに存在すること」という意味です。
「散布」の言葉の使い方
「散布」は名詞として「散布する・した」「散布される」などと使われます。
「散」は「ち(る)」とも読み「四方にばらばらになる」「とりとめがない」という意味、「布」は「ぬの」とも読み「麻や綿などの織物」から転じて「平らに敷き広げる」「広く行き渡らせる」という意味、「散布」で「四方バラバラに広く行き渡らせること」になります。
「噴霧」とは?
「噴霧」は「ふんむ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「液体を機器など用いて霧状にして、一気に放出させること」という意味です。
2つ目は、「液体を機器など用いて霧状にして、物に吹きかけること」という意味です。
「噴霧」の言葉の使い方
「噴霧」は名詞として「噴霧する・した」「噴霧される」「噴霧式」などと使われます。
「噴」は「ふ(く)」とも読み「内部から外に勢いよく放出する」という意味、「霧」は「きり」とも読み「大気中の水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象」という意味、「噴霧」で「液体を微小な水滴にして勢いよく放出すること」になります。
「散布」と「噴霧」の違い
「散布」は「四方バラバラに広く行き渡らせること」です。
「噴霧」は「液体を微小な水滴にして勢いよく放出すること」です。
「散布」の例文
「散布」の例文は以下の通りです。
・『農薬を飛行機で散布する』
・『カビの胞子が散布する』
・『雪が降ったので砂を散布する』
「噴霧」の例文
「噴霧」の例文は以下の通りです。
・『葉っぱに霧吹きで水を噴霧する』
・『ヘアスプレーを噴霧する』
・『噴霧式の加湿器を使う』
まとめ
今回は「散布」と「噴霧」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。