「様」と「御中」の違いとは?分かりやすく解釈

「様」と「御中」の違いとは?違い

この記事では、「様」「御中」の違いを分かりやすく説明していきます。

「様」とは?

様の漢字自体には、幾つかの読み方があるものの、人名の後に付ける際には基本的に、さまと読む言葉です。

そんな様の漢字は、人名の直後に使う事により尊敬の意を示します。


「様」の言葉の使い方

様は、敬称の意味で使う事が多い言葉です。

特に手紙を送る際に宛先に個人名だけで送ってしまうと、呼び捨てになってしまうため相手に対して失礼になってしまいます。

なので個人名の直後に、この様という言葉を加える事によって敬意を表するというのが一般的な使い方です。


「御中」とは?

御中は、おんちゅうとおなかという2つの読み方が可能ですが、ここではおんちゅうと読んだ際の意味を説明します。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、尊敬や丁寧さを表す御の漢字に、まんなかとか内部にある事を示す等の意味がある中の漢字を付け足す事で成立した言葉です。

だからこそ御中は、郵便物で、官庁や会社等の宛名に書き添える語を表します。

「御中」の言葉の使い方

御中は、郵便物の宛名に書き加える語といった意味の言葉として使われているのです。

ただし個人名ではなく、会社や官公庁といった組織や団体宛に送る際に、この御中という言葉を使用します。

「様」と「御中」の違い

様と御中の漢字表記を並べてみると、文字数も使用している漢字も全然違う言葉同士であると即座に気付く事が可能です。

所がどちらの言葉も、郵便物の宛名に書き添える形で使用されるという共通点がある点が厄介な部分と言えます。

とはいえ用途の仕方に大きな違いがあり、様の方は宛名が個人名である際に敬意を表する意味で、名前の後に付ける言葉です。

一方の御中の方は、官公庁や会社、団体といった個人名ではない宛名の後に付ける事で、敬意を示します。

まとめ

2つの言葉は使用している漢字も読み方等も、全然違う言葉同士です。

ですがどちらも郵便物の宛名に加える事で敬意を示すという同じ使い方をする点が、ややこしかったりします。

もっとも様の方は、宛名が個人名の際に用いられる言葉です。

対する御中は、宛名が会社や官公庁等の組織や団体である場合に、使われています。

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